(タイトル写真は左から星野 専務執行役員、タレントの藤本敏史さんと藤本美貴さん、町田 チーフマーケティングマネージャー)
ノートに次ぐ「e-POWER」の第二弾
1991年登場の初代以来、現行型で5代目となるセレナは2016年の夏にデビュー。運転支援システムの「プロパイロット」などを採用し、激戦区のミドルクラス ミニバン市場でノア/ボクシーやステップワゴンといったライバルと鎬を削り合っている。
そんなセレナに、ノートに次いで「e-POWER」が搭載された。「e-POWER」は、ガソリンエンジンで発電し、その電力を利用してモーターの力で走行する、シリーズ式ハイブリッドだ。
基本的なシステムはノートのものと同じだが、ノートより大きいセレナのサイズや車重に合わせて、エンジン出力を7%アップ(62kWh)しオイルクーラーを追加、モーター出力を25%アップ(320Nm/100kW)、そしてバッテリー容量も20%アップ(1.8kWh)している。
デザイン面では、フロントグリルをはじめ、エクステリアやインテリアの随所にe-POWERの先進性を象徴するブルーのアクセントが施される。
エクステリアでは、専用の15インチ切削アルミホイールやルーフサイドスポイラーを新たにデザイン。インテリアでは、シフトbyワイヤ機能のシフトノブや、ブルーアクセントのイルミネーションを大型のマルチセンターコンソールトレイにあしらっている。
なお、セレナe-POWERは全車2-2-3の7人乗り。室内の広さや使い勝手の良さは、従来モデルと何ら変わらない。
走行性能では、e-POWERらしいワンペダル感覚の運転に加え、深夜遅い時間など静かに帰宅できるよう、なるべくバッテリーだけで静かに走行する「マナーモード」や、「マナーモード」をフルに活用できるよう事前に充電しておく「チャージモード」を設定した。
室内の静粛性も高め、JC08モード燃費も26.2km/Lとクラストップを誇っている。
もちろん、プロパイロットなどの運転支援システムもキャリーオーバーされている。
価格は、e-POWER Xの296万8920円〜e-POWER ハイウェイスターVの340万4160円。駆動方式は、すべて2WD(FF)となっている。
セレナ e-POWER ハイウェイスターV 主要諸元
全長×全幅×全高:4770×1740×1865mm
ホイールベース:2860mm
重量:1760kg
パワーユニット:直3DOHC+モーター・1198cc
エンジン最高出力:62kW<84ps>/6000rpm
エンジン最大トルク:103Nm<10.5kgm>/3200-5200rpm
モーター最高出力:100kW<136ps>
モーター最大トルク:320Nm<32.6kgm>
JC08モード燃費:26.2km/L
駆動方式:FF
タイヤ:195/65R15
価格:340万4160円(税込)