MINIやアルファロメオMiToなど、日本で販売されている3ドアハッチバックモデルはそれほど多くない。しかも、どのモデルも個性が強い。フランス、プジョー・シトロエングループのラグジュアリーブランド「DS」のDS3も個性的なクルマのひとつだ。3ドアで塊り感のあるボディデザイン、1.6L直4ターボを搭載したホットモデルをラインアップする、フレンチスポーツだ。
シトロエンブランドで初登場したDS3も、2010年から約8年が経過する。そんな中、2018年3月12日、20台限定の特別仕様車「DS 3 PERFORMANCE LINE MT FINAL VERSION(パフォーマンスライン MT ファイナルバージョン)」が発売された。
1.6L直4ターボ(165ps/240Nm)を搭載したSport Chic(スポーツシック)をベースに、専用エンブレムやストライプステッカー、本革巻きシフトノブなどを特別装備したモデルとなる。ボディカラーは、ブランパールナクレ(白ボディ)×ノアールオニキス(黒ルーフ)のツートン、ノアール ペルラネラ(黒)の単色と、2パターンを用意。
価格はベースモデルから据え置きの299万円だ。ただし、選べるボディカラーはどちらも有償、ツートンで+7万200円、単色で+4万8600円となる。
DS3がフルモデルチェンジ間近かと思わせるようなネーミングだが、そういうわけではないようだ。ニュースリリースによれば、「ハイパフォーマンスエンジンと6速MTを組み合わせたファイナルバージョン」なのだという。
海外では次世代と思われる、SUVルックのDS3クロスバックの姿が目撃されている。まだカモフラージュされた状態で、3ドアモデルが用意されているかどうかはわかっていない。フレンチホットハッチが好きな人は気になるところだろう。