初代フェアレディZ、280Z スペシャルデコレーションパッケージをオマージュ
初代の登場から50年近くが経過した現在でも、パッケージングやスポーツ性などでファンを魅了し続けている日産フェアレディZ。日本だけでなく、北米においても一定の人気を勝ち得ていることでも知られている。
その北米市場を舞台に開催されたニューヨーク国際モーターショー2017で公開、7月に発売されたのが「Nissan 370Z Heritage Edition」だ。イエローのボディにブラックのストライプがあしらわれたモデルで、実はこれ、1977年に同市場で人気を博した280Z スペシャルデコレーションパッケージ(ZZZap)をオマージュしたデザインとなっているのだ。

フェアレディZ Heritage edition(ヘリテージ エディション)。(北米仕様車)
エクステリアのデカールだけでなく、内装にも黒を基調としてセンターコンソールやハンドル、シフトノブなどにイエローのアクセントを配することで美しいコントラストを生み出している。さらに専用シートには「370Z」の文字が刺繍され、特別感を醸し出している。
この特別仕様車が2018年の東京オートサロンに参考出品されていたことを覚えているだろうか。そこで一定のリアクションを得られたのかもしれない、2018年5月11日に日本市場にも投入されることになったのだ。仕様は先に書いた北米仕様とほぼ同じものとなり、ボディカラーはイエローの特別塗装色プレミアムアルティメイトイエローを含めて4色を用意している。
価格は、6速MT仕様が408万240円、7速AT仕様が415万8000円となっている。

フェアレディZ Heritage editionのコクピット。(北米仕様車)

フェアレディZ ヘリテージ エディションのシートに刺繍された「370Z」の文字。