2018年3月20日、ダイソンが新製品、「Dyson Cyclone V10 コードレスクリーナー」を発表した。モーターと電池の進化が掃除機にも革新をもたらしたようで、今後、ダイソンは「コード付き掃除機の開発をしない」という。さて、その先進のクリーナーを紹介しよう。
革新的なコードレスクリーナー
昨年の9月、ダイソンはEV(電気自動車)の開発を進めており、2020年には販売を開始すると発表して注目を浴びたが、今回は本業(!?)の掃除機の分野で革新的な新製品を発表した。
それが「Dyson Cyclone V10 コードレスクリーナー」で、従来のダイソンデジタルモーターV8と比べて、より小型&軽量、より高速になった新しいダイソンデジタルモーターV10と高密度の7セルバッテリーの採用で、よりパワフルな吸引力と最長60分の運転時間を実現した。
発表会のために来日したダイソンの創始者でありチーフエンジニアでもあるジェームズ・ダイソン氏によれば、この新製品の完成により「コード付き掃除機の開発を止めた」とのことだ。
そもそも掃除機はコードレスであるにこしたことはない。しかし、従来はバッテリーの重量やモーターのパワーの問題などで、きわめて限られた用途でしかコードレスクリーナーを使うことはできなかった。そうした常識をダイソンは技術力で克服したというわけだ。
この新製品の詳細はウェブサイト(https://www.dyson.co.jp)で確認していただきたいが、これでますますダイソンよるEVがどんなものなのか興味が湧いてきたというものだ。そのEVの販売開始まであと2年。ダイソンの動向に注目だ。