アストンマーティンの“ヴァンテージ”という名称は、1951年に高性能エンジンを搭載したDB2に使われたのが初めてのこと。以来、70年近い歴史を持つが、その中でも究極のヴァンテージと言われているモデルが1998年に登場した“V600”。それが現代に蘇るというから大注目だ。
600psの自然吸気V12を搭載
アストンマーティンは2017年末にニューヴァンテージを発表、この4月からデリバリーを開始したが、5月9日に伝説のスペシャルモデル“ヴァンテージ V600”を限定14台販売することを明らかにした。
“V600”とは1998年に登場した5.3L V8ツインスーパーチャージャーを搭載した特別なモデルで、これを現代に復活させるというわけだ。この伝説を受け継ぐニューヴァンテージ V600は6Lの自然吸気V12エンジンを搭載して最高出力は600psを誇り、トランスミッションは7速MTとなる。従来からのVHアーキテクチャーをベースとする2ドアスポーツカーの最終バージョンということになる。
エクステリアはフルカーボン、インテリアはカーボンとアルミを組み合わせた造りで、軽量化とアグレッシブなイメージの演出を両立している。
このアストンマーティン V12 ヴァンテージ V600は、クーペ7台、ロードスター7台の計14台限定で、2018年の第3四半期からデリバリーが開始される予定だ。