ジュネーブショーで公開された新型シビックタイプR。ディテールに関しては期待したほどには明らかにされず不明な点も多かったが、ホリデーオートの独自取材でかなりわかってきた。
画像: 速く走るためのファインチューニングが随所に施された新型タイプR。その戦闘能力は先代タイプRを上回る。

速く走るためのファインチューニングが随所に施された新型タイプR。その戦闘能力は先代タイプRを上回る。

レッドゾーンは7000rpmから。フライホイールも25%軽量化

まずはパワートレーンから。ショーで公表されたのは320ps/400Nmのパワー/トルクのみだったが、本誌の調査で320ps/6500rpm 、400Nm/2500-4500rpmであることが判明。ちなみにレッドゾーンは7000rpmに設定されている。また新型には新たに、シンクロレブ機能が搭載されているが、フライホイールは先代タイプRより25%も軽量化されており、そのレスポンスは相当良くなっていると思われる。また最終減速比(ファイナルドライブ)も、先代タイプRよりローギアード化されており、瞬発力が高められている。これだけでもニュルのラップタイムはかなり良くなりそうだ。

画像: 最大トルクは変わらないものの、最高出力は10psアップ。ほかに、フライホイールの軽量化やファイナルのローギアード化など、見えないところに手が加えられている。

最大トルクは変わらないものの、最高出力は10psアップ。ほかに、フライホイールの軽量化やファイナルのローギアード化など、見えないところに手が加えられている。

先代タイプRより16kg軽く、剛性はトータル38%アップ!

続いてボディ/シャシまわり。特筆すべきは軽量化。アルミ素材の採用部位はボンネットをはじめ、ロワアーム、ステアリングナックルなどシャシまわりにも及ぶ。その結果、車両重量では 先代タイプRに比べおよそ16kgの軽量化を達成しつつ、トータルのボディ剛性で38%、曲げ剛性で45%もの向上を実現している。

画像: 新型プラットフォームの採用に加えアルミ部材の採用拡大などで先代タイプR比で16kgの軽量化を達成した。

新型プラットフォームの採用に加えアルミ部材の採用拡大などで先代タイプR比で16kgの軽量化を達成した。

ホイールサイズは既報のとおり20インチ。タイヤサイズは245/30R20でブランドはコンチネンタルのContiSportContact6。ブレーキ・ユニットは前後ともブレンボで、フロントが4ポットピストン+13.8インチドリルドローター、リアがシングルピストン+12インチドリルドローターの組み合わせだ。

GT的な走りを可能にする各種のデバイス

新たに「Comfort」が加わったドライビングモードについても説明しよう。デフォルトでは「Sport」。「+R」ボタンを押すとステアリングレスポンスやスロットルレスポンス/レブマッチングがシャープになり、併せてサスペンションのダンパースピードやスタビリティコントロールが本格的なサーキット走行に適したセッティングになる。「Comfort」モードはこの逆の方向にセッティングされる。

残念ながらボディ・サイズに関してはまだ正確な数値は不明である。その代わりと言っては何だが、テールの3本出しマフラーの理由と機能もわかったので紹介しておこう。カギを握るのはセンターに位置するパイプだ。比較的低回転域では、3本のパイプがすべて機能している。一方、中〜高回転域ではセンターパイプが負圧を形成して、キャビン内へ進入してくるノイズを低減し、澄んだエキゾーストノートを提供するのだ。性能に直結するところではないかも知れないが、クルージングでは疲労低減に効果絶大なはず。先代タイプRではエキゾーストノートがいまひとつと言われていわれていただけに、これは嬉しいデバイスとなりそうだ。

画像: デフォルトは「Sport」。モードの切り替えは写真手前のスイッチで行う。

デフォルトは「Sport」。モードの切り替えは写真手前のスイッチで行う。

画像: ユニークな3本出しマフラーには理由がある。

ユニークな3本出しマフラーには理由がある。

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