1989年に誕生したランドローバー・ディスカバリー。今回5世代目にフルモデルチェンジして5月に日本に上陸した。オフロード性能はそのままに、オンロード性も強化したという。モータージャーナリストの瀬在仁志氏がレポートする。
画像: スキー場を整備したオフロードコースも試乗コースに含まれていた。さすがは「ディスコ」、悪路も難なく走る。

スキー場を整備したオフロードコースも試乗コースに含まれていた。さすがは「ディスコ」、悪路も難なく走る。

オンもオフも、多用途で多人数

ランドローバーの主力3モデルで急こう配のダートを駆け上がってみると、安定感と駆動力の高さに、改めて4WD王者の貫禄を感じる。その中でも今回フルモデルチェンジを行った5代目ディスカバリーは、従来通りオフでの性能を極めつつも、オンロード性能も進化させ、マルチパーパスモデルとしてのキャラクターが与えられている。

 オンロードで試乗してみると、オフでのがっちり感を緩和させるかのような、カドを丸めた乗り味が印象的。フラットな路面でもボディが少々上下するユルーイ印象があるものの、ステアリングを切り込んでいくほどにボディは落ち着き感を増し、すっきり感を出していく。

さらに捻じ伏せるようなコーナリングを行ってみると、背の高さを感じることなくGはしっかりと増していき安定感を確保。攻め込むほどに踏んばり感を高めるあたりに、オフでの骨太なシャシの存在感が目に浮かぶ。 当然、思っている以上に、高速での落ち着き感もあって、確かにオンでの性能進化は大きい。

画像: 無骨さはもうなく、とにかく質感の高いインテリア。ラグジュアリー感抜群。室内には9カ所のUSBポートがある。

無骨さはもうなく、とにかく質感の高いインテリア。ラグジュアリー感抜群。室内には9カ所のUSBポートがある。

軽量ボディがすべてに効いている

もちろん伝統的な作りの良さばかりではない。ホイールベースを40mm延長して、大人7人が余裕をもって座れる3列シートを可能にしたにも関わらず、ボディ重量は先代比較で最大、360㎏も軽量化。エンジンも258ps/600Nmをもつ3L・V6ターボディーゼルによって、大柄なボディに気後れすることなく乗り回すことができる。

画像: ボディ同色のCピラー、ステップドルーフ、左右非対称のリアナンバープレートパネルなど伝統は継承しながら、ダイナミックなデザインに変更。リアコンビランプのデザイン処理はジャガーモデルのよう。

ボディ同色のCピラー、ステップドルーフ、左右非対称のリアナンバープレートパネルなど伝統は継承しながら、ダイナミックなデザインに変更。リアコンビランプのデザイン処理はジャガーモデルのよう。

エンジンの特性的には、ガソリンの3L・V6+スーパーチャージャーの滑らかさに匹敵するばかりか、静粛性の高さは新世代ディーゼルユニットに相応しく、静かで快適。エンジンは甲乙つけがたい。

画像: 3L・V6DOHCディーゼルターボ。驚くほど静かで、静粛性は抜群。

3L・V6DOHCディーゼルターボ。驚くほど静かで、静粛性は抜群。

8速ATとの組み合わせによって小さくステップを踏むことで、高回転域でのパワーの落ち込みを感じることなく加速体制を維持。骨太な乗り味同様に、パワーをしっかりと引き出せる柔軟性によってオン、オフ問わない走りの良さを実感する。

画像: テレインレスポンスの進化形「テレインレスポンス2オート」をディスカバリーシリーズ初搭載。また滑りやすい路面でも一定速度で低速走行できる「オールテレインプログレスコントロール(ATPC)」、下り坂で一定速度を維持する「ヒルディセントコントロール」など、オフロード走行のための機能も充実する。

テレインレスポンスの進化形「テレインレスポンス2オート」をディスカバリーシリーズ初搭載。また滑りやすい路面でも一定速度で低速走行できる「オールテレインプログレスコントロール(ATPC)」、下り坂で一定速度を維持する「ヒルディセントコントロール」など、オフロード走行のための機能も充実する。

マルチパーパス性能へのこだわりはしっかりと味わえるとともに、使い勝手もよくなったことで、ランドローバー社の中核モデルとして大いに注目できる。

画像: MOV 4289 youtu.be

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ディスカバリーHSE(ディーゼル)主要諸元

●サイズ=4970×2000×1890mm ●車両重量=2380kg ●エンジン=V6DOHCディーゼルターボ 2994cc ●最高出力=258ps/3750rpm ●最大トルク=600Nm/1750-2250rpm ●JC08モード燃費=11.6km/ℓ ●799万円

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