クルマの歴史を振り返る企画「今日は何の日?」24年前の今日、12月22日はランエボⅡ、本名「ランサーGSRエボリューションⅡ」が発表された日。では1993年にタイムスリップ。
画像: 型式名はE-CE9A。正式車名は「ランサーGSRエボリューションⅡ」だ。

型式名はE-CE9A。正式車名は「ランサーGSRエボリューションⅡ」だ。

ランエボって?

初代ランサーGSRエボリューションが発売されたのは1992年9月。これはWRC参戦を照準に、ホモロゲーション取得のために開発されたモデルだったが、発売開始わずか3日間で当初目標台数の2500台を完売、さらに追加発売された2500台も完売した。

三菱は1003年からこのランサーエボリューションのグループA仕様車でWRCにワークス参戦、RACラリー総合2位、アクロポリスラリー総合3位、モンテカルロラリー総合4位と上位入賞を果たした。

限定5000台の通称「エボⅡ」

1993年12月22日に発表、1994年1月17日より発売された「ランサーGSRエボリューションⅡ」は、そんな初代ランエボ実戦経験をフィードバックして開発された2代目モデル。

超大型インタークーラーと空冷式オイルクーラーを装備した2Lターボエンジンを搭載、マフラー排圧低減、過給圧アップ、バルブリフト量アップなど改良を行い、最高出力は先代より10psアップの260ps/6000rpmとした。

またタイヤサイズを195/55R15から205/60R15にワイド化。またWRC参戦車両と同じデザインのOZ社製アルミホイールを装着した。さらにホイールベース(+10mm)、トレッド(前+15mm/後+10mm)とそれぞれ拡大、操縦安定性を向上させていた。

画像: WRC参戦車両と同デザインのOZアルミホイールが印象的だ。

WRC参戦車両と同デザインのOZアルミホイールが印象的だ。

このモデルをベースにしたラリー車は1994年〜1995年までWRCグループAの5戦に参戦、1995年第2戦スウェディッシュラリーにおいてランエボシリーズとして初めての優勝を飾った。

画像: WRCでのヒトコマ。

WRCでのヒトコマ。

ランエボⅡの車両価格(当時)

ランサーGSRエボリューションⅡ(5速MT) 289万8000円
ランサーRSエボリューションⅡ(5速MT)230万8000円

※東京/大阪/名古屋/岡山の価格。
※RSレボリューションⅡはモータースポーツ競技用ベース車両。

画像: ランエボⅡの車両価格(当時)
画像: フルバケットタイプの新デザイン、レカロシートが標準装備されていた。

フルバケットタイプの新デザイン、レカロシートが標準装備されていた。

画像: AM/FM 電子同調ラジオ付フルロジックカセット&6 スピーカ(AM ステレオ機能付)を標準装着。

AM/FM 電子同調ラジオ付フルロジックカセット&6 スピーカ(AM ステレオ機能付)を標準装着。

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