ホンダの歩行訓練機器「ホンダ歩行アシスト」が、「医療機器指令(MDD:Medical Device Directive)」の認証を取得した。これにより、ホンダ歩行アシストは「CEマーキング」を使用できるようになり、EU域内での事業展開が可能になる。
ホンダは1999年から研究を開始
欧州では、EU(欧州連合)域内で製品を流通・販売するためには、EUの定めた基準(EU指令)に適合するとともに、それを示す適合マーク「CEマーキング」を製品に表示する必要がある。
EU指令はさまざまな領域が対象となっており、医療機器指令は、医療機器の適合基準を定め、CEマーキングの添付を認証するもののひとつ。今回の認証取得により、ホンダ歩行アシストは、医療機器指令に適合する医療機器としてCEマーキングを使用できるようになる。
ホンダは、1999年に歩行アシストの研究を開始し、2015年11月からは日本国内の法人様向けに歩行訓練機器としてリース販売を行っている。これまでに全国の約250の施設に導入され、歩行訓練や歩行能力の計測などに利用されているという。