ポルシェAGが興味深い写真を公開した。なんと最新モデルが狭いトンネルのようなところを通っているのだ。よく見るとそれは鉄道の貨物車であることがわかる。しかしなぜ? その理由を説明しよう。
画像: 最新のポルシェ911 GT3が狭いトンネルの中を走る。路面はうねっているが・・・・・。

最新のポルシェ911 GT3が狭いトンネルの中を走る。路面はうねっているが・・・・・。

妥協のない取り組み

ポルシェはドイツを中心にいくつかの生産工場を持つが、ツッフェンハウゼンの本社工場とライプツィヒ工場の完成車を2018年1月1日から鉄道輸送している。行き先はドイツ北部のブレーマーハーフェン港だ。これによりポルシェの物流業務における年間CO2排出量を3%削減、それは6000トン以上になるという。

画像: 実にファンタスティックな写真!

実にファンタスティックな写真!

ポルシェAGのロジスティックス・プロダクションコントロール担当のオリバー・ブロンダー副社長は、「環境に配慮したエネルギー効率の高い活動はポルシェの企業戦略にしっかりと根付いています。鉄道輸送によるグリーンエネルギーへの移行はカーボンニュートラルな生産への論理的ステップであり、さらなるマイルストンとなります」と語る。

ポルシェは2017年1月1日以降、すべての拠点で風力、水力、太陽光によるグリーンエネルギーを利用しているが、2020年以降、ツッフェンハウゼンの主要工場の熱供給をバイガスに転換する計画だ。これによってさらに年間5000トンのCO2を削減することができるそうだ。

画像: これはライプツィヒで貨車に積載されるパナメーラ。

これはライプツィヒで貨車に積載されるパナメーラ。

また、生産拠点とサプライヤーの間の物流にも環境にやさしい輸送手段を採用しているという。本社工場の周辺では天然ガスの大型トラックが使われている。

妥協のないポルシェのこうした取り組みはスポーツカーメーカーとしての責任と義務を果たすという企業理念に基づいたものなのだろう。そして、それが妥協のない優れた製品作りに繋がっているというわけだ。

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