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ポルシェ 911 GT2 RSは「911の形をしたとんでもない怪物」だった【10年ひと昔の新車】
2010年5月にドイツでデビューしたポルシェ 911 GT2 RS(997型)。911GT2は911ターボをベースにFIA GT2クラスのホモロゲーションに合わせて開発されたため、4輪駆動ではなくRRとなるのが特徴。2代目911GT2(997型)もレース参戦用に開発されたが、その軽量化バージョン(RS=レーンシュポルト)の開発中にGT2カテゴリーのレースが終了したため、「911 GT2 RS」は純粋に最速の公道バージョンとして登場することになった。ここではドイツで行われた国際試乗会の模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2010年10月号より)
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Motor Magazine執筆陣が選ぶ今、運転して楽しいクルマたち【第6位<8点獲得>】ポルシェ 911 GT3 RS/トヨタ GRカローラ「特別企画:モーストファンカー 2023⑦」
【第6位<8点獲得>】ポルシェ 911 GT3 RS
「コーナーリング性能も制動力もピカイチ」島下泰久
島下:911 GT3 RSのエンジンパワーは実はGT3の10psアップに過ぎない。しかし、常に可動部が最適な状態に調整されるアクティブエアロダイナミクスや、電子制御を巧みに活用したシャシによって、この珠玉のNAフラットシックスを思い切り楽しめるクルマに仕立てられている。
鋭い加速も盤石のコーナリングも刺激的だが、とくに驚かされるのはブレーキングで、強大なダウンフォースのおかげで、普通の感覚でブレーキペダルを踏むと手前で止まり過ぎてしまうほどだ。実際、ブレーキングポイントはWECマシンで...