2024年3月22日、F1第3戦オーストラリアGPがメルボルンのアルバートパーク・サーキットで開幕する。タイヤを供給するピレリは、このオーストラリアGPに最も柔らかいタイヤコンパウンド(C3、C4、C5)を持ち込むと発表、C5は異例の選択で、もちろん今シーズン初めてのことで、大きな話題となっている。

C2をやめてC5を供給すると発表したことでチームは大混乱

今週末アルバートパーク・サーキットで開催されるオーストラリアGPは、その素晴らしいロケーションと開催都市メルボルンの賑やかな雰囲気もあって、F1カレンダーの中でもで高い人気を誇るイベント。2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより開催されていないが、2022年に復活すると、たちまち再び人気のイベントになっている。

画像1: C2をやめてC5を供給すると発表したことでチームは大混乱
画像2: C2をやめてC5を供給すると発表したことでチームは大混乱

アルバートパーク・サーキットは公園内の一般道と駐車場を使った半公道のコースのため、イベント開始前は埃や砂利で汚れた状態だが、F2やF3だけでなく、ポルシェカレラカップやオーストラリアンスーパーカー選手権などサポートレースのプログラムが目白押しで、サーキット走行が開始されるとトラック上に大量のゴムが敷かれ、急速にグリップが向上する。

決勝レースはトラックにラバーがのった状態で行われることが多く、タイヤには優しく摩耗の少ないサーキットになるため、 歴史的に1ストップ戦略が好まれてきたが、ピレリが最も柔らかいタイヤコンパウンド(C3、C4、C5)を持ち込むと発表したことで、タイヤ戦略が非常に難しくなってきた。

最も柔らかいタイヤコンパウンドという決定は、昨年のオーストラリアGPを分析した後に下されたという。昨年のオーストラリアGPではC2、C3、C4のタイヤが供給され、10人のドライバーがC2を58周中47周でC2を使用し、3人のドライバーが50周以上で使用。C3、C4は限定的な走行にとどまった。

今回その最も好まれたC2が用意されず、テストでもあまり使用されていないC5が供給されることで、各チームに戦略は大きく変わることになる。

ちなみに、2022年はC4を除外してC5をソフトとし、ミディアムとしてC3、ハードとしてC2が供給されたが、レースではC2が使用できたため、C5を装着するドライバーは現れなかった。

アルバートパーク・サーキットは2022年にコース改修されているものの依然としてオーバーテイクが難しい設定だが、タイヤ選択の違いでペース差が生まれ、レースがよりエキサイティングなものになると期待される。

C2が最も有効なタイヤコンパウンドであることは承知の上で、よりレースをおもしろくするためにあえて変則的なタイヤ選択を行ったピレリの思惑は、レースにどんな変化をもたらすのだろうか。

画像3: C2をやめてC5を供給すると発表したことでチームは大混乱
画像4: C2をやめてC5を供給すると発表したことでチームは大混乱

【参考】2023年F1第3戦オーストラリアGP 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 58周
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+0.179s
3位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+0.769s
4位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+3.082s
5位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT) +3.320s
6位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+3.701ss
7位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+4.939s
8位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+5.382s
9位 24 周冠宇(アルファロメオ・フェラーリ)+5.713s
10位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)+6.052s
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15位 21 N.デフリース(アルファタウリ・ホンダRBPT)
・ファステストラップ: 11 S.ペレス(レッドブル)1:20.235

2024年F1第3戦オーストラリアGP タイムスケジュール

フリー走行1回目:3月22日12時30分〜13時30分(日本時間10時30分〜11時30分)
フリー走行2回目:3月22日16時〜17時(日本時間14時〜15時)
フリー走行3回目:3月23日12時30分〜13時30分(日本時間10時30分〜11時30分)
予選:3月23日16時〜17時(日本時間14時〜15時)
決勝(58周):3月24日15時〜(日本時間13時〜)

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