走行中の空気圧が確認できる重要性を実感
愛車のタイヤ空気圧はどのくらいの頻度でチェックしていますか?
一般的には「月に一回は必ず空気圧をチェックしよう」なんて言われてますよね。低空気圧での走行はバーストや燃費悪化の原因にもなります。最近のクルマには“タイヤ空気圧警告灯”をはじめ、一部のクルマには各タイヤの空気圧を表示できるものもあります。
残念ながら僕のクルマには、そのどちらのシステムも搭載されておりませんので、月に一度の洗車時には必ず空気圧を確認するようにしています。
というのも、愛車に装着しているタイヤのサイズが245/35R20という低扁平タイヤなので、なおさら空気圧は気をつけています。この手の低扁平タイヤは指定の空気圧から1.0Barくらい減っていてもほとんど見た目に変化がないから恐いんですよね。
しかし、どんなサイズのタイヤであれ一番恐いのは走行中に起こるパンク。幸い、僕は走行中のパンクを経験したことはありませんが、もしパンクなんかしたらタイヤ交換だけでなく、ホイールのリムも“ガリガリ”になって一緒に交換・・・ってこともありえます。
一気に修理代が上がるホイール交換だけは避けたい! こんなときのためにタイヤの異常をスグに知らせてくれる便利な商品はないものか……と探していると、空気圧の異常を知らせてくれる優れた商品を見つけましたよ。その名は「エアモニX」。ということでさっそく使ってみました。
簡単取り付けで見やすいカラー液晶
簡単にエアモニXの特徴を説明すると、カラー液晶モニターに、各タイヤ(右前、左前、右後、左後)の空気圧と各タイヤの内部温度をリアルタイムで表示するので、車内にいながら、いつでもタイヤの空気圧状況を確認できる。空気圧が設定した数値より下回ったときは、瞬時に“警告表示”と“音”で知らせてくれる便利な機能もある。
ではどのようにして空気圧とタイヤ内温度の情報を認識するのか?
これは各タイヤのバルブキャップの代わりに、センサーが搭載されたバルブキャップを取り付けるだけ。すると自動的に情報をモニター本体へ送信し、モニター上にリアルタイムの数値が表示される。
とにかく嬉しいのは、わずらわしい取り付け作業がまったくないこと。
モニター本体はカラー液晶を採用しているので、とても見やすい。また、3段階の画面の明るさ調整も可能。
空気圧の表示は“Bar”と“Psi”から選べ、タイヤ内温度は“°C”で表示される。モニター本体は付属のAC電源ケーブルで充電するだけ。バッテリーの残量もモニターに表示される。
また、本体の取り付けは適当な場所にマグネット式のベースを貼り付けるだけ。マグネット式なので取り外しも簡単だ。
タイヤバルブに装着するセンサーは、ボタン電池のCR1632をひとつ使用する。電池を含んだ重量は9.5gほどしかないが、一般的なバルブキャップと比べると少し大きい。
また、ボタン電池の寿命を考慮し、10分ほど停車状態が続くと自動的にスリープモードに切り替わり、電波の送信をストップする便利な機能も備わる。再び走り出し30km/hを超えると、自動的に情報を更新する。これによりボタン電池は最長で2年くらい使えるそうだ。電池の残量が少なくなったときには、モニターに“Lo”と表示され、交換時期を教えてくれる。
センサーの小型化に期待したい
しばらくの間使ってみたが、正直気になるようなところは見つからなかった。
カラー液晶の表記もわかりやすいし、昼間でも画面はとても見やすい。あえて言うなら、タイヤバルブに取り付けるセンサーの大きさかな。
今回は黒色のホイールに装着したので大きさはさほど気にならなかったが、もしシルバー系のホイールだったら少し目立つかもしれない。さらなる小型化に期待したい。