4月23日に鈴鹿2&4として開催されたスーパーフォーミュラ第1戦で、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が見事なポール・トゥ・フィニッシュを達成した。
35周、203kmのスプリントレースとなった第1戦ではレース中に最低1本のタイヤ交換が義務付けられる。スタートはポールの中嶋に続き予選3番手の山本尚貴が2番手の国本雄資をかわす。中嶋、山本、国本のトップ3に石浦、ロッテラー、ガスリーと続く。
先頭の中嶋は好ペースで周回を重ね、徐々に2番手以下にギャップを築く。国本、石浦ら3位以下の選手は早めのピットインを選択し、見た目の順位はピットインをしていない中嶋ー山本ー塚越、そのまま周回数は20周を超える。
注目のルーキー、ピエール・ガスリーは小林可夢偉とのバトルを展開しスタンドを沸かせた後、同じくルーキーのローゼンクヴィストを従え10位フィニッシュ。
終盤セーフティーカーが入ったタイミングでピットイン作業を行った中嶋は、同様の作戦をとった山本に差を詰められるも一度もトップの座を譲らずにチェッカーを受け鮮やかなポール・トゥ・ウィン。
貫禄の中嶋一貴が表彰台の中央。2位には山本尚貴、3位は国本雄資と、予選上位3名が表彰台を占める結果となった。以下に石浦、ロッテラー、塚越というトップ6。次回第2戦は5月27、28日に岡山国際サーキットで、土日の2レース形式で行われる。
(PHOTO:井上雅行)