高く売れるクルマには共通の特徴があります。

例えば車種で言えば、ハイブリッド車、ミニバン、SUV、軽自動車は市場でも人気あるため、高く売れるクルマです。

ただし、人気車種であるだけでは100%高く売れるとは言えません。ボディカラーやグレードなども人気を左右する要素のひとつです。

この記事では、高く売れるクルマの車種と、高く売れるクルマの特徴について詳しく解説します。

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高く売れるクルマの11の特徴

高く売れるクルマには、以下11の特徴があります。

具体的には以下の通りです。

  • 1.市場で人気の車種である
  • 2.人気のボディカラーである
  • 3.人気のグレードである
  • 4.新しいクルマである(高年式車)
  • 5.走行距離が短いクルマである
  • 6.内装・外装・快適機能のコンディションが良いクルマである
  • 7.海外で高い人気のクルマである
  • 8.モデルチェンジ後も人気が高いクルマである
  • 9.名車である
  • 10.初期費用が高いクルマである
  • 11.人気メーカーのクルマである

1.市場で人気の車種である

やはり、市場で人気のある車種は高く売れる傾向にあります。

具体的には、以下5つの車種は高く査定されやすい傾向にあります。

高額査定が期待できる人気車種

  • ハイブリッド車
  • ミニバン
  • SUV
  • 軽自動車
  • ネオクラッシックカー

高く売れる人気車種1:ハイブリッド車

画像: トヨタ「プリウス」

トヨタ「プリウス」

1997年に、ハイブリッド車の量産車がトヨタからプリウスの名前で登場しました。それから24年の時が過ぎ、今では国産、輸入車の両方でハイブリッド車が多く販売されるようになりました。

これだけハイブリッド車が開発されて販売されるという事は、市場で人気があるからです。このことから、高く売れるクルマの一つとしてハイブリッド車が挙げられます。

かつて、中古車のハイブリッド車は、駆動用バッテリー(走行用モーターのバッテリー)の寿命が問題視されていました。しかし、技術進歩で駆動用バッテリーも長持ちする改良が行われ、中古車として流通しても今では問題ないレベルとなっています。

クルマの中には、プリウスやアクアといったハイブリッド専用モデルもありますが、中にはガソリンモデルも併売されているモデルも多くあります。例えば、ホンダ フィットもガソリンモデルとe:HEVと呼ばれるハイブリッドが販売されていますが、売れ筋は当然フィットe:HEVです。

ハイブリッドが、これほどまでに人気がある理由は燃費の良さに尽きるでしょう。いつガソリンを入れたかわからないほど1回の給油で走行できるのがハイブリッド車です。このように、燃費が良いハイブリッド車は中古車でも人気があり、高く買い取ってもらえるクルマとなっています。

高く売れる人気車種2:ミニバン

画像: トヨタ「アルファード」

トヨタ「アルファード」

ミニバンブームがかつて日本中を駆け巡り、街を行くクルマのほとんどがミニバンという時期もありました。当時に比べ、その熱は冷めてきてはいるものの、クルマの使い勝手の良さからミニバンは今でも高い人気を誇る車種になります。

ミニバンには、高級ミニバンと呼ばれるアルファードやエルグランドなどがありますが、それより手が届きやすき価格で、室内空間の広さやシートアレンジも豊富なミドルクラスのミニバンに注目が集まっています。

ミドルクラスのミニバンには、トヨタ ヴォクシーや日産セレナなどが挙げられ、いずれもハイブリッドの設定があることから、人気は高くなっています。

ミドルクラスのミニバンは、特にファミリーユースとして人気が高く、家族揃ってレジャーに出かけるのに最適なクルマとして選ばれています。また、ミドルクラスのミニバンであれば、大きさも手頃なので、お父さんが運転するだけでなくお母さんもハンドルを握ることができることから、子供さんがいるご家庭では高い人気を誇る車種といえます。

高く売れる人気車種3:SUV

画像: スバル「XV」

スバル「XV」

SUVとは、スポーツ・ユーティリティー・ビークルの略で、普段使いからレジャーにまで使える多目的スポーツ車のことを指します。

現在、SUVは世界中で大ブレイクしている車種で、日本車だけでなく輸入車からも数多くのSUVが発売されています。特に衝撃的だったのは、スーパーカーの老舗ブランドであるランボルギーニからもウルスと呼ばれるSUVを発売して世の中を驚かせました。

このように、今まで手を出したことがなかったメーカーまでもがSUV開発を行うほど、人気となっているのがSUV車です。

SUV車には、本格4WDと呼ばれる悪路の走破性も考えて作られたクルマから、オンロード走行を主体としたシティ派向けのSUVまで存在します。

どちらのSUVも同じように人気があるのが特徴ですから、今のSUVを選ぶ基準は走行性能よりスタイル重視であるため、SUVの売れ筋モデルを選べば高く売ることができます。

高く売れる人気車種4:軽自動車

画像: ダイハツ「タント」

ダイハツ「タント」

昨今の軽自動車ブームは留まることを知らず、軽自動車No1の販売台数を誇るN-BOXが、乗用車も含めてもNo1になる人気です。

最近の軽自動車は、室内空間を広くするため背を高くしたスーパーハイトワゴンが人気となり、ターボエンジン搭載車は、走りも軽やかなことから軽自動車の中でも高く売れる車種です。

軽自動車人気の理由は、維持費の安さが挙げられます。燃費性能は当然ですが、毎年の自動車税や車検代も普通車より格段に安いので、セカンドカーとして購入する人も多くいます。

軽自動車は、幅広い層から支持される車種なので、中古車として販売しても回転率が良く、残価率が高いクルマとして知られています。この残価率とは、クルマの使用年数とそれに伴い下がる価値です。

通常、普通車の場合は装備品などで残価率は大きく変わりますが、軽自動車の場合は装備品に関係なく残価率はほとんど同じという特徴があります。

高く売れる人気車種5:ネオクラッシックカー

画像: ホンダ「インテグラ」

ホンダ「インテグラ」

今から30年程度前に新車で販売されたクルマは、ネオクラッシックカーとして注目を集めています。

ネオクラッシックカーは、1980年代から1990年代に販売されたクルマで、1970年代以前のクルマはクラッシックカーといいます。

ネオクラッシックカーで注目を集めているのは、当時日本で販売台数を伸ばした国産スポーツカーたちです。当時の国産スポーツカーは、バブル期に発売されたこともあり、豪華な装備や最新技術を惜しみなく搭載されているのが特徴です。

これらの国産スポーツカーが人気となった背景には、映画「ワイルドスピード」があります。日本車をカスタムしてスクリーン上を駆け巡る様子は、世界中のカーマニアを虜にしました。

このように、海外で日本のスポーツカーの人気が出た理由の一つは映画がきっかけでした。しかし、より広く人気が出るきっかけを作ったのが、日本のチューニングメーカーの海外進出です。日本車のエンジンチューニングや足回りといったカスタムパーツを海外で販売し、より映画に近い日本車を手にする機会が海外の人に与えられたことが大きな理由でしょう。

そして、この日本車を輸入したくても輸入できない国がアメリカでした。アメリカには25年ルールという新車販売開始から25年間輸入を禁止する法律があったため、登場からちょうど25年経った2014年頃から日本からアメリカに向け、R32スカイラインGT-Rやランサーエボリューション、RX-7、シルビアなどといったスポーツカーが買い漁られ、それに伴い日本国内でも価格が上昇しています。

2.人気のボディカラーである

クルマには様々なボディカラーが用意されています。そして、査定時に値落ちしにくいのは人気のボディカラーであるという点は覚えておきべきでしょう。

白系・黒系は一般的に人気

一般的に中古車市場で人気のボディカラーは、車種を問わず白色系と黒色系が高い人気を誇ります。このボディカラーを選んでおけば、同じ車種でも他の色に比べ高く売れる可能性が高いです。

軽自動車はパステルカラーも人気

また、最近の軽自動車には、パステルカラーが人気色となっており、流行で言えばパステルカラーを選ぶのも一つの方法ですが、長期的に見るといつまでその流行が続くかわかりません。

そこで、安定的な人気を誇る白色系や黒色系であれば、将来的にも値段が落ちにくいと考えられます。

3.人気のグレードである

同じ車種でも、グレードの違いによって高く売れるクルマとそうでないクルマがあります。

例えば、プリウスひとつとっても、グレードEからAプレミアムまで8段階のグレードがあり、それぞれ別の仕様が設けられています。中でも人気の高いのはグレードSで、残価率も比較的高い状態を保っています。

人気の高いグレードは純正オプションパーツがあれば査定での減額幅を小さくできる

また、人気のグレードは、純正オプションパーツがついた状態で査定に出すことで、低年式車であっても値落ちを最小限に防げる可能性もあります。それぐらいグレードの人気具合は、査定額に影響を与えるということです。

4.新しいクルマである(高年式車)

当然の話ではありますが、新しいクルマは高く売れる傾向にあります。

年数とともにクルマの価値は下がっていく

クルマは時間経過とともに価値が下がっていくものです。どれぐらい価値が残っているかを「残価率」という言葉で表現していますが、実際に総務省が出している残価率を見てみましょう。

普通乗用車軽自動車
1年68.1%56.2%
2年46.4%42.2%
3年31.6%17.7%
4年21.5%10%
5年14.6%

参考:総務省「自動車取得税における通常の取引価格について

これはあくまで目安の一つであり、実際にクルマを買取に出す際はこれより高く査定してもらえる可能性は高いですが、このように、年数とともにクルマの価値は下がっていくので、高く売るには早めに買取に出す方がいいでしょう。売りたくなった時が売り時である、というのがクルマ業界共通の認識です。

5.走行距離が短いクルマである

クルマの年式と同様に、走行距離も査定に影響を与えます。走行距離が短いクルマは一般的に買取に有利です。

1年1万km以下であれば高く売れやすい

具体的には、1年1万km以下のクルマであれば減額査定されることはありません。ただし、1年で1000kmにも満たない使用方法をしていたクルマは不審に思われ減額査定されてしまう可能性もあるので留意しておきましょう。

走行距離は多すぎてもいけませんが、少なすぎてもクルマのコンディションを維持できません。エンジンやトランスミッション、エアコンなどの快適機能に不具合が生じる可能性もありますから、平均的な走行距離であることが高く売れるクルマの特徴となります。

6.内装・外装・快適機能のコンディションが良いクルマである

内装・外装・快適機能の状態が良いクルマも高く売れる傾向にあります。

クルマを売るという事は、次のオーナーが手にすることになるので、次のオーナーが気持ちよく購入できるクルマであることが大切です。

クルマのコンディションを高く保っておく3つのコツ

では、クルマのコンディションを保っておくには何を気をつければいいのでしょうか。具体的には以下3つを気をつけてください。

A.車内では禁煙する

クルマを少しでも高く売りたいと考えた場合、愛煙家の人には我慢をしてもらう必要があります。最近のクルマから灰皿やシガーラーターが撤去されたことからも、車内での喫煙に敏感となっているユーザーが多いことが伺えます。

車内で喫煙して一番困る事は、タバコのヤニで車内が黄色くなることや、タバコのにおいが染みついてしまう事でしょう。特に臭いに関しては、タバコを吸っている人は気になりませんが、吸わない人にとっては非常に匂いが気になります。

この臭いは、車内に染みつくだけでなくエアコン内にも臭いが染みついてしまい、簡単に匂いを除去することができません

そこで理想のクルマとしては、禁煙車であることが重要です。現在のクルマは灰皿もついていないので、愛煙家の方は、カー用品店などで車内用灰皿を設置する人も少なくありません。しかし、喫煙による車内への被害は、クルマの売却時に大きなマイナスとなることを覚えておいたほうが良いでしょう。

ただし最近では、タバコの臭いや汚れを取り去る清掃業者もあります。しかし、その金額は数万円から数十万円にも上りますから、クルマを高く売りたいのであれば車内禁煙は絶対条件といえるでしょう。

B.ペットを同乗させない

昨今のペットブームから、車内に犬や猫などのペットを同乗させる人を多くみかけます。しかし、このペットの同乗はクルマの価値を大きく下げることになることを知っておく必要があるでしょう。

ペット愛好家は、ペットは家族の一員と考えており、クルマで出掛けるときには常に一緒という方も少なくありません。しかし、世の中には動物を好きではない人も多くいます。特に気になるのがペットの抜け毛でしょう。これはペットの飼い主も気になるはずです。この抜け毛はシートやフロアマットに絡みついて取りにくく、通常の掃除機での清掃では綺麗になりません。

また、ペットには独特の臭いがあるので、その臭いがシートやフロアマットにこびりついていることがほとんどです。ペットの飼い主は、その臭いにほとんど気が付くことがないでしょうが、普段動物に慣れ親しんでいない人は、そのにおいに敏感であることを忘れてはいけません。また、いくらしつけをしているペットでもそそうをしてしまう事もあるでしょう。

このように、ペットの抜け毛や臭いがクルマに付着していると、クルマの価値が大きく下がり高く売ることはできません。それは、クルマのクリーニングに高い金額がかるからです。

ペットを乗せないことがクルマを高く売る基本ですが、どうしても同乗させるというのであれば、クルマを高く売ることは諦めるしかないでしょう。ただ、専門業者によるクリーニングも行えます。しかし、汚れたシートやニオイを取るシートの数だけ金額が高くなり、数万円から数十万円かかることになることも覚えておきましょう。

C.内外装を綺麗に保つ

クルマを少しでも高く売るには、いつまでもキレイに保つことです。クルマをキレイにすることは、外装だけではありません。内装もキレイにしていることが大切です。

クルマをキレイにしていることで、何が良いかというと、外装の場合は余計な汚れの付着を防ぐことができるほか、小さなキズもすぐに発見できるので、補修も的確に行えます。

例えば、外装に付着する汚れには、有機汚れと無機汚れの2種類に分かれますが、この違いは、有機汚れはもともと生命の分子を持った汚れ、つまり虫や手あかの汚れや花粉といった柔らかい汚れです。変わって無機汚れは、イオンデポジットやスケールといった雨や水道水に含まれるカルシウムなどが塗装表面に固着してできた汚れです。

この2つで厄介なのが、無機汚れとなるウォータースポットやスケールといった汚れです。これらの汚れは、クルマを洗車せずに放置する期間が長いほど塗装表面に強固に付着し、クルマの塗装表面を研磨しなければ取り去ることができなくなります

また、車内の清掃も同様で、いつもきれいに清掃していなければ、車内に様々な臭いが付着するばかりか、食べ物をこぼしたままにするとシミとなり簡単に落とせなくなります。

このほか、車内も細かなキズにも注意が必要です。常に掃除を行っていれば、細かなキズが付かないように大切に扱いますが、掃除をしていないクルマほど車内には傷が多く目立ちます

クルマの内外装を常にキレイに保つことは、クルマのコンディションを保つためにも重要なことであり、クルマを少しでも高く売ることに役立つでしょう。

7.海外で高い人気のクルマである

高く売れるクルマは、国内で人気が高いだけでなく、海外でも人気が高いほうが高く売れる可能性を秘めています。

例えば、カローラやRAV4などは、国内だけでなく海外でも高い人気の車種なので、年式や走行距離に関係なく高く買い取ってもらうことができます。また、ハイエースも同じで、国内でも仕事からレジャーに人気の車種ですが、海外でも同じように高い人気を誇る車種です。

この他にも、国内だけでなく海外で高い人気を誇る車種があり、そういった車種は海外流出で売買が盛んに行われることから、国内市場でも高騰しています。

8.モデルチェンジ後も人気が高いクルマである

モデルチェンジは、数年サイクルでクルマのスタイルから装備に至るまで一新する一大イベントですが、このモデルチェンジをしても歴代のクルマの価値が落ちない車種があります。これらは趣味性の高いクルマが多くなりますから、ファミリーカーとして使われるクルマは、ほとんどあてはまりません。

具体的にどんなクルマかというと、例えばスズキ ジムニーがあります。ジムニーは根強いファンが多いことから古いジムニーから現行型まで高く売れることで知られています。

ステータス性が高いクルマはモデルチェンジ後も人気が落ちにくい

では、なぜ寝落ちしないのかというと、モデルチェンジをしても車種のステータス性が高いので人気が落ちないことが大きな理由です。特に、ジムニーのように比較対象が他にない車種はモデルチェンジをしても人気が高い傾向です。

この他に高級スポーツカーや限定モデルもステータス性が高いので高く売れるクルマとして知られています。

通常クルマは、モデルチェンジをすると旧型となったクルマの値落ちは激しくなる傾向になりますから一般的なクルマには当てはまりません。

9.名車である

クルマには、古くから名車と呼ばれる車種が数多くありますが、その中でも有名人が所有していたクルマやアニメなど起用されたクルマは名車として人気が出ます。

例えば、発売当時は名車とは程遠いクルマであった、1980年代に登場したトヨタカローラレビンやスプリンタートレノ、いわゆる通称ハチロクと呼ばれるクルマは、某有名漫画の大ヒットで現在では信じられないほどの高値で取引されるクルマとなっています。

もちろん、この他の数多くの名車も高く売ることができます。特に名車には、古い日産のスポーツカーに多く、マニアの間で高い値段で取引されています

現在のクルマが、将来名車になるかどうか知る由もありませんが、逆に名車を手に入れることができるなら、長く所有することで後に高く売ることができるでしょう。

10.初期費用が高いクルマである

初期費用が高いクルマは中古車として流通する際も高い値段で取引される傾向があります。

このときの初期費用とは、車両本体価格のことを指しますから諸費用は含まれません。

新車価格と中古車価格に差がないほど高く売れる

クルマの価格は、新車からナンバー取得と同時に価値が下がるのが普通です。この価格差はクルマの人気が高く希少性があるほど縮まる傾向にあります。

確かに、年式が新しい中古車と新車には価格にそれほど差がないことがあります。しかし、ある一定の時期を境に大きく値を下げるクルマがあります。そのため、新車価格と差が大きく開かないクルマを選ぶと、そのクルマは高く売ることができます

例えば、今販売されているクルマの中から事例を紹介すると、新型ジムニーはすでに発売開始から2年が経っていますが、いまだに納期が1年以上あります。それゆえに中古車価格は新車より高いことも多く、新型ジムニーを売却すると新車価格と同等で買い取ってもらえることがあります。

このように、クルマに大きな魅力があり、新車と価格差がない中古車が売られているクルマは、高く売ることができるでしょう。

リセールバリューが高いといつまでもクルマの価値がある

リセールバリューという言葉を聞いたことがあるでしょう。リセールバリューとは一度購入したクルマを再度販売する時の価値のことを指しますが、このリセールバリューが高いほど、クルマは高く売ることができます。

このリセールバリューが高いクルマは、新車も中古車も購入時の価格が高い傾向があります。その反面、売却時に大きく値下がりせずに売ることができるメリットがあります。逆に、リセールバリューが低いクルマは、購入時にも安く買えるメリットがありますが、売るときにはかなり安くなるでしょう。

リセールバリューが高いクルマの見分け方は、新車で人気が高いクルマです。特にハイブリッド車やミニバン、SUVのリセールバリューが高いクルマであり、そこに人気のオプションや人気カラーを組み合わせれば、高く売れるクルマとして購入することができるでしょう。

11.人気メーカーのクルマである

街でクルマを見かけたときに、同じスタイルなのに、クルマについているメーカーのエンブレムが異なる車両を見たことがある人も多いでしょう。このクルマこそ、OEM供給されているクルマです。

自動車メーカーは、OEM販売することで、大きなコストを掛けずにラインナップの拡充を図ることができるメリットがあります。例えば、トヨタは軽自動車を自社開発して生産していません。しかし、トヨタの傘下であるダイハツから軽自動車をOEM供給受けることで、ダイハツの軽自動車を自社製品として販売できます。

こういったOEM販売はホンダを除く各社で行っており、他メーカーの開発したクルマを自社メーカーのブランドとして販売しています。

そこで問題となるのが、もとは同じ車種でありながら、販売するメーカーによりクルマの人気が大きく異なることです。

例えば、コンパクトSUVで登場から高い人気を誇るダイハツ ロッキーとトヨタ ライズですが、このクルマはダイハツがトヨタにOEM供給しているクルマです。この2台の人気はトヨタ ライズのほうが高く、自社開発したダイハツより供給先のトヨタのほうが人気です。

この他にもOEM供給されたクルマは数多くありますが、もとは同じ車でも、人気はメーカーのステータスが大きく関係することがあることも理解しておくことが必要でしょう。

人気のあるメーカーにも不人気車が

しかし、人気がある自動車メーカーが販売するクルマは、全て人気があり高く売れるとは限りません。

多くの車種を扱う自動車メーカーは、クルマの種類に合わせてラインアップを揃えています。例えば、ミニバンにも多くの車種を用意して幅広いユーザーから求められやすい車種構成を行っています。

そのため、同じミニバンでも人気があるミニバンと人気がないミニバンに分かれます。SUVやセダンなどその他の車種にも当てはめることができ、人気があるメーカーだとしても、どれでも同じように高く売れるとは限りません。

不人気車になってしまった理由には、時代背景のほかにクルマのポテンシャルが高すぎて価格が高すぎたことや、時代を先読みしすぎて販売当時のユーザーには理解されなかったこと、そしてメーカーの販売戦略としてターゲット層を見誤った事が挙げられます。

このように、不人気車というのは、メーカーが威信をかけて開発した割に、消費者に理解されなかったクルマという事です。

まとめ

高く売れるクルマは、人気が高くきれいであることが重要です。この他に、国内に人気がなくても海外で高い人気を誇るクルマであれば、高く売れるといえるでしょう。

しかし、いくら高く売れるクルマを手に入れても日頃のメンテナンスを怠っていればマイナス査定となり想定通りの価格に遠く及ばないことも考えられます。

クルマを高く売るには、クルマ選びも重要ですが、クルマを大事に扱うことも忘れないようにしましょう。

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