もしかすると「世界一有名な劇中車」を、可動式モデル化
デロリアン・モーター・カンパニーが、ガルウイングドア仕様をうかがわせる「新型車」のシルエット動画を公開したのは、2022年2月14日のこと。公式ホームページでは、数カ月中に「次世代を象徴するデロリアン」モデルの存在が謳われている。
「DMC-12、復活か!?」と気分が盛り上がっているところで、数カ月も待ちきれないせっかちな大人たちの物欲を激しく刺激するホビー情報が、発表された。言わずとしれた伝説的SF超大作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で活躍したデロリアン・タイムマシンが新たに、ビッグスケールの可動式モデルとして登場したのだ。
手掛けたのは、香港の玩具メーカー「ホットトイズ」。ハリウッド映画を中心に、劇中に登場するキャラクターたちの魅力をリアルに再現した「ムービー・マスターピース」シリーズの一環として企画された。「PART2」仕様のDMC-12ベースのタイムマシンを、6分の1スケールで忠実に立体化している。
残念ながら手元に「実車」はないのだけれど、全長約72cm、全幅約35cm、全高約25cmというスペックは、テーブルに載せたらとんでもない存在感で圧倒してくれるに違いない。不用意に仕事机に載せたりしたら、一日中遊んでしまいそうだ。
ガルウイングが開閉可能で、ボディ後部の超小型原子炉「ミスター・フュージョン」やケーブルの配線といった細部のディテールまで、こだわり抜いてモデル化されている。塗装にもこだわることで、およそホビーとは思えない重厚感と金属感が表現されているという。
内外装の各部にLEDを配置。映画さながらの存在感を放つ
リアリティと言えば、各部に内蔵されたLEDライトによる各種エフェクトにも要注目。ヘッドライト、原子炉の冷却孔、ホイール、車体の底面といった外装系にとどまらず、ダッシュボード中央のタイムサーキットや、スイッチ類、後部座席中央部の次元転移装置なども、映画さながらの輝きを放っている。
通常形態に加え、ホバリング状態への変形も可能と、まさにかゆいところまで手が届く仕上がりだ。
2017年にディアゴスティーニから発売され、一説によると完成まで2年以上の期間を要したという8分の1「デロリアン」は、全130号を真面目に集めると総額20万円オーバーという超豪華版だったと聞く。となれば、税込み11万円の「6分の1」はなんてリーズナブル。「ディアゴスティーニ版」を完食した人も、きっと欲しくなるのでは?
陳列場所を確保するのは、大変そうだけれど。
【ムービー・マスターピース】 『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』
1/6スケールビークル デロリアン・タイムマシン
製品概要
●メーカー:ホットトイズ
●販売価格(税込):11万円
●発売時期:2023年9月(予定)
●サイズ:全長約72×幅約35× 高さ約25センチ
●電池:単3電池使用(別売)
●付属品:特製台座
●スペシャル機能:ライトアップ機能
●販売元:ホットトイズジャパン
●取扱店:ホットトイズ フラッグシップ・ストア「トイサピエンス」ほか