2022年2月10日に発表されたパイオニア NP1は、今までにないカーナビ/ドライブレコーダーとして登場した。従来の手(タッチ)による操作ではなく、話しかけることによってルート検索や映像の記録をできてしまう新感覚のカーナビである。(Motor Magazine 2022年4月号より)

新しいコネクティッドデバイス、パイオニア NP1

パイオニアから新しいカテゴリーのナビ「NP1(エヌピーワン)」が発売された。パイオニアでは「会話するドライビングパートナー」と呼んでおり、このNP1には通常のカーナビのようにモニターはなく、マイクとスピーカーシステムがあるのみ。

新開発のモビリティAIプラットフォーム「Piomatix(パイオマティクス)」を初めて採用し、音声だけで操作や検索を行うことができるものだ。操作のイメージ的にはスマートスピーカーの感覚だろう。ドライバーの嗜好、走行中の状況を記憶、学習し、パーソナライズされた情報提供が可能という。

ドライブレコーダーのようなスタイリングで、フロントとリアにカメラを装備している。おもな機能として「スマート音声ナビ」があり、目的地や周辺の施設などをNP1に話しかけるだけで検索を行ってくれる。ハンドルから手を離して操作する手間がなく、運転に集中できるというわけだ。

起動は「NP1、近くのレストランを探して」という感じで話しかけると音声で応えてくれる。さらに付近の駐車場なども探してくれる優れものだ。ルート案内は信号やどのレーンを行けばよいのかも具体的に案内してくれるため、初めての場所などでも迷わずに目的地に行くことができる。

「クラウドドライブレコーダー」は前後のカメラにより映像を記録、もしもの時やドライブ中に記録しておきたい景色などを撮影、録画ができる。クラウド上に保存されるため記録カードのトラブルの心配もない。これも「NP1、録画して」や「NP1、写真撮って」という具合に話しかけることで記録される。

ほかにも「もっとカーライフ++」はNP1と車外の人のスマートフォンを介して、リアルタイムでクルマの映像や音声のやりとりができる「ドライブコール機能」や、走行中に近くにある名所や日没の時刻を知らせてくれる「ドライブトピック機能」もある。

画像: 「NP1」と呼びかけ、話しかけるだけで、目的地の検索やルート案内、周辺の施設を調べることができる。

「NP1」と呼びかけ、話しかけるだけで、目的地の検索やルート案内、周辺の施設を調べることができる。

このNP1を購入するにあたり、通信とサービス利用料のプランが2つある。ベーシックプランは通信+1年分のサービス利用料で6万5780円、バリュープランは通信+3年分のサービス利用料が付いて9万3500円となる。

この新しいコネクティッドデバイスのNP1でもっと便利に、新たなドライブの楽しみが広がるだろう。

パイオニア NP1 仕様

【カメラ】
撮像素子 : ソニー製CMOSセンサー(STARVIS搭載)
有効画素数:約200万画素、解像度:1920×1080P(フルHD)
レンズF値:F2
画角:対角159度/151度
フレームレート:27.0fps/16.0fps(前方カメラ/室内後方カメラ)
【本体】
記録媒体:microSDHC/microSDXCカード
GPS部:GPS/Assisted-GPS/GLONASS/GALILEOみちびき
LTE部:対応バンドBand1/Band3/Band19(受信最大150Mbps、送信最大50Mbps)
Bluetoothバージョン:Bluetooth 5.1
Wi-Fi部:IEEE802.11 b/g/n
サイズ(本体のみ):118×36×93mm
重さ:300g

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