横浜ゴムは、2017年4月1日から国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を改定する。
合成ゴムなどの石油化学系原材料の価格が高騰しているのに加え、天然ゴム相場も高い水準で推移し続けているのが原因。
原材料高騰を踏まえ、生産性向上やコスト削減などの内部改善を続けてきたが、企業努力だけではこれを吸収することは困難であるため、今回、値上げすることを決定した。
改定率の平均
乗用車用タイヤ(夏)、バン用タイヤ(夏、冬):6.0%
小型トラック用タイヤ(夏、冬):7.0%
トラック・バス用タイヤ(夏、冬):7.0%
建設車両用タイヤ:7.0%
産業車両用タイヤ:7.0%
チューブ・フラップ:7.0%
【解説】ゴム価格高騰が原因。各社も値上げに踏み切る見込み。
じつはいま、相当な勢いで世界的にゴム価格が高騰しています。
先日(2月16日)に行われた日本グッドイヤーの2017戦略発表会でも、プレゼンテーション内において原材料の高騰についての話題が出ました。
すでにミシュランなどは北米でのタイヤ値上げを発表しています。
今後、日本の市場において、各社が市販タイヤの値上げに踏み切ることになると思います。
タイヤ商品はオープン価格が多いので、一般消費者は気づきづらいとは思いますが。