東洋ゴム工業は、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格の改定を実施する。適用時期は5月1日から(夏用、冬用とも)となる。
自動車用タイヤの主な原料である天然ゴムは昨年より価格高騰が続き、また合成ゴムの原料として用いられる石油科学系原材料価格も高値圏で推移している。
東洋ゴムは生産性向上などによるコスト抑制に努めてきたが、企業努力のみでこの上昇分を吸収することは困難と判断、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を値上げすることを決定した。
値上げ率(平均)
建設車両用タイヤ 10.0%
産業車両用タイヤ、トラック・バス用タイヤ 8.0%
小型トラック用タイヤ 6.0%
乗用車用タイヤ、バン用タイヤ 5.5%
チューブ、フラップ、その他 8.0%
東洋ゴムの子会社、ニットータイヤも。
同時に、東洋ゴムの子会社、ニットータイヤ(NITTO)の乗用車用およびSUV/CUVタイヤも最大で10%値上げする。こちらも5月1日から。
【解説】ヨコハマ、BSに続き国内メーカー3社目の値上げ。
昨日、ブリヂストンからの値上げリリースが来ました。
そのとき「間違いなく他メーカーも心おきなく値上げの方向に行くはず」と書きましたが、その翌日に今回の東洋ゴムの発表。早い。
ここからはドミノ崩しのように連鎖がおきるはずです。