先日、六本木ヒルズにてピレリジャパンが「乗用車タイヤ・二輪タイヤ新製品発表会および活動計画発表会」を開催した。乗用車用タイヤにおいてはチントゥラートP6を発表したのだが、その際にピレリというタイヤメーカーについてのプレゼンテーションも行われた。その概要を報告しよう。
ピレリってどんなタイヤメーカー?
ピレリは、イタリア・ミラノに本社をおくタイヤメーカーで、ジョバンニ・バティスタ・ピレリ氏によって1870年代に創業された。
現在では世界第5位のタイヤメーカー(ちなみに1位はブリヂストン。2位:ミシュラン、3位:グッドイヤー、4位:コンチネンタル)。売上高は60億ユーロ。
全従業員数は約3万8000名。エンジニアは1400名で、従業員の30%はヨーロッパ、37%はラテンアメリカ、11%はアジアパシフィック、9%がロシア、9%が中東、4%が北米となっている。ちなみにブランド価値は22億7000万ユーロだという。
ピレリの製造拠点は、世界14カ国20工場ある。
ピレリ・モータースポーツは今年110周年を迎える。
1907年に北京-パリレースに参加、「2本のタイヤ交換のみで、1位でパリに到着」。
1950年代、1980年代〜90年代にフォーミュラ1に参戦。
2008-2010 WEC世界ラリー選手権のオフィシャルタイヤサプライヤー。
2004-2017 ワールドスーパーバイク
2011- フォーミュラ1復帰、単独タイヤサプライヤー
ピレリカレンダーも
1964年に始まる歴史のあるピレリカレンダー。2017年は巨匠ピーター・リンドバーグが撮影している。