先進の「予防安全技術」を満載
レクサスが秋にフルモデルチェンジする新型LSに搭載する「予防安全技術」の概容を発表した。すでに年初のデトロイトで3.5L V6ツインターボエンジンを搭載するレクサスLS500について、3月のジュネーブオートサロンでハイブリッドのレクサスLS500hについての概容は発表済みなので、今回の「レクサスLS日本披露会」は「予防安全技術」に関する説明に焦点を絞ったようだ。
まず、ニューレクサスLSには「世界トップの安全性を目指して、先進の予防安全技術を惜しみなく投入している」という。具体的には予防安全パッケージとして実績のある「Lexus Safety System +」に加えて、さらに高度な衝突回避支援と高度運転支援を実現した「Lexus Safety System +A」を日本、北米、欧州(地域によって仕様は異なる)に導入する。
「Lexus Safety System +A」は従来のプリクラッシュセイフティ(PCS)やレーンディパーチャーアラート(LDA)、レーザークルーズコントロールの性能を向上させるとともに、自動ブレーキだけでは衝突回避が難しい場合にアクティブ操舵回避支援(世界初)や交差点での出会い頭事故の予防に寄与するフロントクロストラフィックアラート(FCTA)を追加。さらに車線維持、車線変更支援をする高度運転支援技術「Lexus CoDrive」を持つ。
現在、明らかになっているのはガソリンエンジンのレクサスLS500(最高出力421ps)とハイブリッドのLS500h(システム最高出力359ps)がありAWDも設定されることなどで、安全装備を含めた仕様については秋の発表まで待たなくてはならない。今日、発表された「予防安全技術」をフル装備したモデルがいくらになるかは非常に興味深いところだ。