現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではそれをジャンル毎に紹介していく。今はA、Bセグメントのコンパクトカーにスポットを当てており、今回は「プジョー 2008」をピックアップした。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
小気味よく軽快に走る
ハッチバックの208をベースに開発されたコンパクトクロスオーバーで、全長4.2mのボディを持つFFモデル。208同様のパワートレーン変遷を辿りつつ、限定車"クロスシティ"を経て現行モデルはすべて1.2 L 直3ターボ+6速ATとなる。
FFながら、砂地、マッド、雪など路面状況に応じて電子制御で駆動力制御を行う「グリップコントロール」機能を上級グレードのGTラインにのみ搭載した。エクステリアも、ブラックグリルやアンダーガードなどで差別化が図られている。
注目ポイント:パワートレーンや衝突軽減ブレーキなどの基幹装備にグレード的な差異はないが、クロスオーバーらしいエクステリアの差別化と「グリップコントロール」の有無でGTラインを選びたい。
プジョー 2008 主要諸元
全長×全幅×全高:4160×1740×1570mm
搭載エンジン: 1.2L直3ターボ
最高出力:110ps/5500rpm
最大トルク:205Nm/1500rpm
駆動方式:FF
トランスミッション:6速AT
車両価格:2,620,000〜2,850,000円