総合力はかなり高い
新たにメルセデス・ベンツEクラスファミリーに加わった「E220d 4マティック オールテレインは、4番目のボディタイプとなる。サイズは全長×全幅×全高が4950×1860×1495mm、最低地上高は140mmで、Eクラスステーションワゴンよりも全長マイナス10mm、全幅プラス10mm、全高プラス30mm、最低地上高プラス25mmとなっている。これにより高いアイポイントによる運転のしやすさと乗降性の良さを実現した。
また、ホイールはオールテレイン専用の19インチ10本スポークタイプを採用、そしてラジエターグリルにはメルセデスのSUVモデルに共通する2本のフィンがあしらわれている。さらに前後バンパー下部のシルバークロームアンダーガードとブラックのホイールアーチカバーを装着して、SUVらしさを演出している。
エンジンは2L直4ブルーテックを搭載、最高出力は195ps、最大トルクは400Nmを発生する。排出ガス浄化システムは最新のもので、DPFとSCR食米コンバーターを統合したsDPFを直接エンジン本体に取り付けている。組み合わされるトランスミッションはもちろん9速ATの「9G-TRONIC」だ。
サスペンションはマルチチャンバーエアサスペンションを採用、車速や走行条件に応じてダンピング特性や車高を自動的に調整してくれる。とくに荒れた路面などではスイッチ操作で車高を0〜35mmの範囲で3段階のセットが可能だ。
その他、安全装備やテレマティクスサービスなどは他のEクラスと準ずる内容となっている。車両価格はEクラスステーションワゴン E220d アバンギャルドスポーツの67万円高となる861万円(右ハンドルのみ)だ。