ルノー/日産/三菱グループは1月30日に2017年の世界販売台数を発表した。それによるとトヨタグループを抜き、フォルクスワーゲングループに迫る2位となった。そして同グループの事業計画によると、2018年はトップになる可能性が大である。
画像: 2017年の世界販売は日産が581万6278台、ルノーが376万1634台、三菱が103万0454台でトータル1060万8366台。

2017年の世界販売は日産が581万6278台、ルノーが376万1634台、三菱が103万0454台でトータル1060万8366台。

高い伸び率を見せたルノー/日産/三菱

ルノー/日産/三菱グループの2017年世界販売は1060万8366台を記録して、フォルクスワーゲン(VW)グループに次ぐ2位となった。上位3グループの台数は下記のとおりで、どこも前年を上回る好成績だったがルノー/日産/三菱グループのプラス6.5%がもっとも高い伸び率だった。

2017年世界販売台数ベスト3

・VWグループ※ 1074万1500台(+4.3%)
・ルノー/日産/三菱 1060万8366台(+6.5%)
・トヨタ/ダイハツ/日野 1038万6000台(+2.1%)
( )内は前年比。※VWグループはフォルクスワーゲン、アウディ、シュコダ、セアト、ポルシェなど8ブランドで構成

VWグループにあと14万台に迫る台数を販売したルノー/日産/三菱だが、同グループの「アライアンス2022計画」によると“2022年末までにグループの年間販売は合計1400万台以上、売上高は合計2400億ドルに達すると見込んでいる”とのことだ。

するとどうなるか、1400万台から2017年の1060万台を引いた340万台を5年間で増やすことになる。すなわち今後5年間は毎年68万台ずつ販売台数を伸ばす事業計画なのだ。すなわち2018年は1130万台くらいを見込んでいるということになる。

2018年に1130万台というのは2017年3位のトヨタグループにとってはプラス90万台という大きな数字であり、1位のVWグループにとってはプラス5.2%という2017のプラス4.3%を大きく上回る数字となる。

こう見て行くと今年、2018年はルノー/日産/三菱グループが世界販売で首位に躍り出る可能性が大きい。三菱自動車の販売が回復基調に乗って大きな伸びを示していることもプラス材料だろう。

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