5月19,20日に三重県鈴鹿サーキットで行われたスーパーGT選手権第3戦GT500クラスで、ARTA NSX-GTがポール・トゥ・フィニッシュを達成。2位にもRAYBRIG NSX-GTが続き、ホンダ勢は開幕戦以来の1-2フィニッシュとなった。

SHORT DISTANCE

画像1: SHORT DISTANCE

2017年まで8月の1000kmレースとして行われてきた鈴鹿戦が、今年は5月に300km、52周のスプリントレースとして開催。より重要度を増した予選では8号車ARTA NSX-GTがポールポジションを獲得。2番手、3番手にも100号車RAYBRIG NSX-GT、17号車KEIHIN NSX-GTとホンダNSXがトップ3を占拠した。

画像2: SHORT DISTANCE

ポールスタートから快調に後続を引き離すARTA NSX-GT(伊沢拓也)だが、14周目に39号車DENSO KOBELCO SARD LC500がクラッシュしたためSCが導入される。これまで上位2台はそのままの順位、オープニングラップでKEIHIN NSX-GTをかわした1号車KeePer TOM'S LC500が3番手にポジションを上げている。

RE★START

画像1: RE★START

19周目のリスタートで、1号車LC500(N・キャシディ)が100号車NSX-GT(J・バトン)の間隙を突いて2番手に浮上。この翌周、RAYBRIG NSX-GTはピットに入り山本尚貴へとドライバーチェンジを行う。

画像2: RE★START

24周終了時に、トップ2台が同時にピットイン。タイヤ交換と給油作業を行い、8号車NSX-GTは野尻智紀に、1号車LC500は平川亮へとドライバーチェンジ。2台の位置関係はそのままでコースに復帰するが、アウトラップでタイヤが暖まらない1号車LC500を100号車NSX-GTがパス。再びNSX-GTの1-2体制となる。

THE ACE OF HONDA

画像1: THE ACE OF HONDA

HONDA第3のエース野尻を追い詰める、第1エースの山本尚貴。2台の差はやがて1秒を切り、周回遅れのGT300マシンを挟んでの攻防を繰り広げる。しかし比較的フレッシュなタイヤの8号車ARTA NSX-GTがレース終盤にラストスパート。100号車RAYBRIG NSX-GTの追撃を何とか振り切りトップでチェッカーを受けた。2位にはそのまま100号車、3位には1号車KeePer TOM'S LC500がポジションを守った。

画像2: THE ACE OF HONDA

JENSON'S LUCK

画像: JENSON'S LUCK

前戦で勝利しランキングトップとなった23号車MOTUL AUTECH GT-Rが6位フィニッシュでポイントを重ねるも、このレースで2位となった100号車RAYBRIG NSX-GTの2人が僅か1ポイント差でランク首位に。このまま0勝でチャンピオンになっちゃいますか、J・バトンさん。

MOST WINS

画像: MOST WINS

GT300クラスではポールスタートの96号車K-tunes RC F GT3(中山雄一/新田守男)が、タイヤ無交換作戦で前に出た0号車グッドスマイル 初音ミク AMG、18号車UPGAREGE 86 MCらを再び抜き返してトップチェッカー。新田にとっては、前戦優勝した高木真一に一度は抜かれたGT300最多勝記録に再び並ぶ勝利となった。

(PHOTO:井上雅行)

This article is a sponsored article by
''.