日本が世界に誇るスーパースポーツカー・日産GT-R(R35型)。
そのパトロールカーが、なんと栃木県警の高速隊に配備される。世界では既にドバイをはじめ、イタリアの高速隊などに配備されているが、日本国内では初。その納車式典の模様をお届けしよう。
画像: 贈呈式典に県庁隣にある県警本部から移動するR35GT-Rパトカー。街ゆく人もその姿に見入っていた。

贈呈式典に県庁隣にある県警本部から移動するR35GT-Rパトカー。街ゆく人もその姿に見入っていた。

栃木県民の日に県民から寄贈

2018年6月15日、栃木県民の日に県庁本館前にて行われた式典では、寄贈者である栃木県内の会社役員の中村氏から福田栃木県知事へセレモニー用の大型レプリカキーが受け渡された。

当日はあいにくの雨模様だったが、県庁本館前のピロティにて県警音楽隊の楽曲とともに、12時50分から約15分のセレモニーが執り行われた。

画像: このGT-R、国費や県費による導入ではなく、栃木県民で会社役員を務める中村氏(左)の寄贈によるもの。総額1200万円というが、中村氏は「事故抑止に役立ててほしい」と語った。

このGT-R、国費や県費による導入ではなく、栃木県民で会社役員を務める中村氏(左)の寄贈によるもの。総額1200万円というが、中村氏は「事故抑止に役立ててほしい」と語った。

画像: 栃木県民の日に県民から寄贈

日産自動車からは地元の栃木工場から総務課の市川氏と、日産の“トップガンテストドライバー”として、第二世代GT-RやフェアレディZの実験開発を担った加藤博義氏(車輌実験部テクニカルアドバイザー)が参加。市川氏は「今年は日産栃木工場が開場して50周年。その節目の年に栃木工場で生産されるR35GT-Rがパトカーとして日本で初めて採用されたことは非常に素晴らしいこと。工場の人間にとっても記念すべきことです」と語った。

ベースのグレードと装備は?そしてスピードリミッターは?

気になるGT-Rのグレードだが、当初、他紙報道で流れたGT-R NISMOではなく、恐らくは基準車の2018年モデルのピュアエディションがベースと思われる。それでも570ps&約1000万円という車両価格だから、十分にスーパーなパトカーであることには間違いがない。

ちなみに装備は、既に取り締まり用の機材や警察無線も装着済み。内装関係の撮影はNGだったが窓越しに覗いた限りではシート生地も黒のベースのままで、パトカー用の黒い合皮のような架装は施されていなかった。また、内部関係者によれば、塗装は「通常のポリスホワイトではなく、3回重ね塗りのブリリアントホワイトパール」だそう。

また、ナンバーが陸運事務局で確認された当初のものから「110」の希望ナンバーに変更されているところも気になるところ。ただ、R35GT-Rパトカーが2台存在するということではなく、手違いからナンバーを変更したということらしい。

なお、「スピードリミッターは解除されているのか?」と囲み取材時に聞いたところ、答えは「詳しいことは分かりません」(田中隊長)との答。

「1992年のNSXの贈呈式の時では、“解除してあります”とのアナウンスメントがあったと記憶していますが?」とたたみかけるも、「詳しいことはちょっと…」と困った表情。しかし、その後、筆者に「マッハ2ということにしておいてください(苦笑)」とだけ答えてくださいました。しかも2回も。隊長、渾身のギャグだったのかもしれません(^_^;)

栃木県内の各種イベントでもその姿が見られる!

画像1: 栃木県内の各種イベントでもその姿が見られる!
画像2: 栃木県内の各種イベントでもその姿が見られる!

ちなみに、このGT-Rパトカー、「実際の運用はどのようにされるのか?」というと、「鹿沼インターにある高速隊本隊に配備され、東北自動車道や北関東道など、主に県内パトロールとして活動します。また、交通安全に向けた各種行事、各種展示としても有効に使わせて頂きます」(高速隊の田中隊長)とか。

今回の配備に際して、隊員の方たちはどのように受け止めているのか?という質問には、「県民の方からの寄贈、しかも素晴らしい車ということで、大変光栄の極み、感謝の気持ちで一杯です。隊員も非常に楽しみにしています」という。

寄贈と配備の話は「約1年ほど前からあった」ということで、実際の運用は6月18日から。栃木県警の高速隊、しかも鹿沼本隊といえば、1992年のホンダ NSX(NA1)や2代目のNSX(NA2)に始まり、スバル インプレッサWRX STiや日産 Z33フェアレディZ Version.NISMOなど、スーパースポーツパトカーが数多く存在する隊として有名。既にインプレッサは退役しているようだが、今でもNSX(NA2)やフェアレディZは県内の交通安全行事などで活動している。

このR35GT-Rも、ツインリンクもてぎのスーパーGT最終戦などで恒例のパレードランでその姿が見られることが期待される。

「昨今の煽り運転、悪質なスピード違反をなくすための抑止力としても大変期待しています」(田中隊長)というから、我々も安全運転を心がけたい。

画像3: 栃木県内の各種イベントでもその姿が見られる!
画像4: 栃木県内の各種イベントでもその姿が見られる!
画像5: 栃木県内の各種イベントでもその姿が見られる!
画像: NSXやフェアレディZのパトカーと違い、一応は4名乗車可能なR35GT-R。取り締まり時も、助手席の隊員が降りることなく、後席にて違反者の検挙手続きが行える。しかも4WDだけに、冬場の県北のエリアなどの事故処理にも活躍が期待できる。

NSXやフェアレディZのパトカーと違い、一応は4名乗車可能なR35GT-R。取り締まり時も、助手席の隊員が降りることなく、後席にて違反者の検挙手続きが行える。しかも4WDだけに、冬場の県北のエリアなどの事故処理にも活躍が期待できる。

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