バイキング・コンタクト7ってどんなタイヤ?
VikingContact(バイキング・コンタクト)シリーズは、コンチネンタルのスタッドレスタイヤブランド。「ノルディックスタッドレス」とも称される、積雪が多く凍結路面も多い地域向けのスタッドレスタイヤで、「アルペンスタッドレス」と称される、ヨーロッパで主流の、いわゆるウインタータイヤとは異なり、日本や北欧などに向けた商品となる。
北欧をはじめとする海外の自動車雑誌が2012年から2016年の4年間で実施した評価テストでは、31回中29回のテストで最高を獲得、高く評価されている。
今回発売される次世代モデル「VikingContact 7(バイキング・コンタクト7)」は、シリーズ初となる「左右対称パターン」を採用。ウエット/シャーベット路面での排水性を大幅に高め、冬のさまざまな路面状況下で、さらに安全で快適なドライビングを可能にしたという。
テクノロジー1:ノルディック・コンパウンド
新開発のノルディック・コンパウンドに「アクティブ・グリップ・シリカ」を配合。多数のシリカ分子が機能化ポリマーに結合、高密度かつ均一に分布することで、ウエット路面での優れたグリップ性能/ブレーキ性能を発揮する。
またコンパウンドに菜種オイルを配合。低温でも柔軟性を確保しグリップ性能を発揮する。
テクノロジー2:インテリジェント・パターン・デザイン
エフィシェントグルーブネットワーク
対称的なメイングルーブの配置により、タイヤ中央部から、水/シャーベット状の雪を一気に排出、高いアクアプレーニング性能とシャーベットプレーニング性能を発揮する。
S-Iジョイントコンポーネント
パターン中央部とショルダー部に配置されたソリッド・リンケージ(下図黄色部分)は、溝が潰れるのを抑制し、水/シャーベット状の雪の排出効率を維持するとともにパターンを補強、ドライ/ウエット路面でのハンドリングを向上する。また中間部には特殊な形状のインターロック・ブリッジ(下図青色部分)を設けることで、ブロックの安定性を高めながら柔軟性を保つ。
テクノロジー3:アドバンスド・グリップ・コンセプト
厚さが異なる「バリアス3Dサイプ」を採用。ワイドなサイプは雪が中に入ることでスノーポケットを形成、雪柱せん断力が増大し雪上でのトラクション/ブレーキング性能を向上させる。またブロック外側の「エフェクティブアイスエッジ」との組み合わせで、ワイピング効果を維持しながら接地面積を増大、アイス路面でのトラクション/ブレーキ性能を向上させた。