地元フランスでの開催とあって気合いの入るプジョーが、パリモーターショーで注目の3モデルを一般に初披露した。そのコンセプトカー1台と市販車2台を紹介しよう。
総合モビリティメーカーは強い
現在、開催されているパリモーターショーに地元フランス勢の気合いが入るのは当然のことだが、プジョーは現在と未来を見据えたバランスのよい展示を行っている。
まず紹介したいのは“プジョー e-Legend コンセプト”だ。全長4650mmのスタイリングはかつての名車504クーペを現在に蘇らせたもので実に優雅だ。そして、これはフルEV、さらにコネクティッドや自動運転に対応するという。
技術的なことについて詳細は未発表だが、プジョーも“CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)”に積極的に取り組んでいることをいかにもプジョーらしい美しいスタイリングのクーペによってアピールしている。
次はプジョー508SWだ。すでに写真は公開されていたが、市販モデルが一般に展示されるのはこのパリモーターショーが初となる。躍動感が増し、よりいっそう洗練されたスタイリングで人気モデルになることは間違いなさそうだ。
そしてもうひとつ、新しいハイブリッドシステム搭載モデルが公開された。これはEVモード、スポーツモードをはじめ4つのドライビングモードを持つ。2019年秋に3008とニュー508に搭載される予定だ。ニュー508のハイブリッドには2WDと4WDがあり、さらにエンジンは225ps、300ps仕様が用意される。
プジョーはクルマをはじめ、オートバイ、自転車も手がける、世界でも数少ないモビリティの総合メーカーだ。“CASE”の時代にはそこが強みなるはずで、今後もその動向には注目だろう。