クルマ擬人化マンガ「ウチのクルマがこんなに可愛いわけがない!?」第13話「車バカ」。ダットサンブランドを、フェアレディを、そしてZ Car(ズィーカー)を世界に拡散させた立役者、初代フェアレディZが今回の主人公。漫画:鈴木秀吉
日産 フェアレディ240Z(1971年11月)
L24型エンジンを搭載する240Zは、日本に先駆けて北米市場へ投入(1969年)されたモデル。スカイラインGT-R(PGC10型)やフェアレディZ432(PS30型)のエンジンと比較すると、メカニズム的な魅力に乏しかったものの、実用的なL型エンジンをベースにしているため整備性に長け、排気量増によるトルクフルで扱いやすい特性を持っていた。実用的とはいえ、150ps/21.0kgmというスペックはトップレベルの数値で、数多くのレースでライバルを圧倒、サファリ・ラリーでは常勝を誇ったという。ちなみに、日本市場には1971年11月に投入された。
日産 フェアレディ240Z 主要諸元
●全長×全幅×全高=4115×1630×1285mm ●ホイールベース=2305mm ●車両重量=985kg ●エンジン=L24型 直6 OHC ●排気量=2393cc ●最高出力=150ps/5600rpm ●最大トルク=21.0kgm/4800rpm ●トランスミッション=5速MT ●駆動方式=FR ●車両価格=115万円(東京店頭渡し)