いまや世界中でスーパーカーが造られているという事実をご存知だろうか。ここでは、日本で見かけることの少ない希少なスーパーカーを紹介していこう。全部のクルマを知っていたら、あなたはスーパーカー博士! 今回はアラブ首長国連邦の「Wモーターズ・フェニア」。(ホリデーオート2018年11月号より)

Wモーターズ・フェニアは、RUFエンジンを搭載して最高速400km/h!

アラブ首長国連邦(UAE)に自動車メーカーがあるなんて知らなかった!という読者諸氏も多いことだろう。
世界でもトップクラスの高額スーパーカーを生産しながら、その生産台数の少なさで、まさに知る人ぞ知る存在といえるのがWモータースだ。
2012年、中東はレバノンの首都ベイルートに誕生し、後にUAEのドバイへと本社を移転した新興の自動車メーカーだ。
ファーストモデルのライカン・ハイパースポーツは映画「ワイルドスピード SKY MISSION」にも登場(実はレプリカ)して有名になった。

画像: ボディはクーペのみ。後方視界は悪そうだが、カメラとモニターを標準装備している。

ボディはクーペのみ。後方視界は悪そうだが、カメラとモニターを標準装備している。

現在生産しているのは、そのライカンの成功を受けて誕生した、フェニア・スーパースポーツ。鋭利な刃物をイメージさせるかのようなエクステリアデザインは、他社のスーパーカーと比較してもきわめて個性的だ。ボディはカーボンコンポジット製。
しかもパワーユニットは、ポルシェのチューニングカーメーカーとして有名なドイツのRUF社から供給を受ける、3.8Lの水平対向6気筒ツインターボエンジン。800hpの最高出力と980Nmの最大トルクを発生し、これをミッドシップ搭載して後輪を駆動する。ミッションは7速DCT。

画像: インテリアのイラスト。センターディスプレイや助手席前にもディスプレイが備わる。

インテリアのイラスト。センターディスプレイや助手席前にもディスプレイが備わる。

ちなみに0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/h加速は9.4秒、そして最高速は400km/hを誇る。
カーボンファイバーシェルのシートやセンターコンソール、12.3インチのメータークラスターやインフォテインメントシステムなど、インテリアもスーパーに仕上げられている。
(解説:山崎元裕)

画像: 全長4600×全幅1926mm、ホイールベースは2625mm、車重は1450kgとアナウンスされている。

全長4600×全幅1926mm、ホイールベースは2625mm、車重は1450kgとアナウンスされている。

画像: あなたの知らないスーパーカーは、ホリデーオート2018年11月号にも掲載されています。

あなたの知らないスーパーカーは、ホリデーオート2018年11月号にも掲載されています。

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