(西部警察ファンブック マシンアルバムより)
パート1 第45話で登場した西部署 初代特別機動車両“マシンX”
1979年10月から1984年10月まで、テレビ朝日系で放映されたポリス・アクション・ドラマの金字塔「西部警察」。初回放映から40年近く経った今でも熱烈なファンを持つドラマだ。
その人気の理由のひとつが、劇中に登場した日産のフェアレディZやスカイライン、サファリにガゼール、そしてスズキのカタナ…80年代初頭を彩ったクルマやバイクをベースに作られた西部警察マシンたちだ。今なお伝説的な存在として語り継がれている。
ここでは、そんなモデルたちを短期集中連載で紹介していこう。第1回目「西部警察 マシンアルバム File.01」は、西部警察のパート1・第45話で初めて登場した特別機動車両の初号機、マシンXだ。
ベースとなっているのは5代目・C210系スカイライン、通称“ジャパン”のスカGターボで、後期型(KHGC211)の角目ヘッドライトのモデルである。助手席や後席は取り払われ、コクピットには4点式のロールケージを組み込んで乗車定員はなんと1名! エンジンは2Lの直6OHCターボ、L20型(ET)を専用チューニングして300ps(※劇中の仕様でノーマル車は145ps)にまで高められていた。
当時まだパソコンではなく、マイコンと言っていた時代に車載コンピューターを搭載。今でいうカーナビゲーションシステムや、のちのPATシステムなどの照会システムを持っていた。ほかにも、車載カメラやリモコン操作可能な大型サーチライト、犯人追跡用のペイント弾発射装置など、計52もの機能を搭載する。詳しくは、https://www.motormagazine.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=951
■動画撮影&編集:小松信夫