マクラーレン・オートモティブが、2018年の世界販売台数を発表した。それによると前年比プラス43.9%で4806台を記録、とくに北米マーケットの好調が大きかったようだ。<タイトル写真はMSO(McLaren Specil Operations)RTTA 570S>
2025年までにすべてハイブリッド化
マクラーレン・オートモティブは“Track25”という2025年までの事業計画を2018年7月に発表している。それによると生産台数を年間6000台にまで持って行くということだが、このままマーケットニーズに対応して台数を増やしていくのであれば、この2、3年のうちに達成してしまうほどの勢いがある。
ただ、実際のところは生産体制や希少価値の維持という観点から、2025年までかけてじっくり増やすということになるのだろう。フェラーリの8000台レベルを上回らないのが、よい落としどころというわけだ。
さて、販売好調なのは北米の他、地元イギリスでプラス49.2%という驚異的な伸びを見せた。ちなみに日本は11月までの販売台数は201台で前年比プラス34.9%だ。
ところで“Track25”では具体的な商品計画についても触れているが、それによると2025年までにマクラーレンのスポーツカー/スーパーカーシリーズをすべてハイブリッド化するとのことだ。
スーパースポーツの世界も新たなステージに入っていくということであり、それらが具体的にどのようなメカニズムを持つのかも非常に興味深い。そうした技術革新とともにブランド価値をさらに上げていくこともマクラーレンの戦略のひとつと言っていいだろう。