2019年1月29日、ミシュランはオールシーズンタイヤ「クロスクライメートシリーズ(CROSS CLIMATE SERIES)」を同年2月5日から順次発売する。

オールシーズンタイヤ「クロスクライメート」をミシュランが発売

あなたが住んでいる地域では、もう積雪はありましたか? 一般的に非降雪地域に分類される首都圏や名古屋・大阪などの地域での、年間積雪日数は約4日だと言われている。この積雪期間に、子どもの通院や親の介護などクルマを動かさざるを得ない時があるかもしれない。

これに備えてスタッドレスタイヤを用意する、とクチで言うのは簡単だが、実際には保管場所や作業時間、交換費用などが大きくのしかかってくる。そこで近年注目されているのが「オールシーズンタイヤ」だ。

雪道を走行できる雪上性能と、ドライ・ウエット走行性能を併せ持つタイヤで、簡単に言ってしまえば夏タイヤとスタッドレスタイヤの中間のような存在である。だからこそ、四季に合わせてタイヤ交換する必要がなく、時間やコストを削減できるわけだ。

こうした特徴から認知度は確実に高まったが、その一方でユーザー評価の多くは「夏タイヤ性能」と「冬タイヤ性能」の両方を満足できない、中途半端なものだったという。この現状に目をつけたミシュランは、2015年に欧州でオールシーズンタイヤ「クロスクライメートシリーズ」を発売。

画像: オールシーズンタイヤ「クロスクライメート」は全78サイズをラインアップする。

オールシーズンタイヤ「クロスクライメート」は全78サイズをラインアップする。

これまでのオールシーズンタイヤの弱点と言われた「静粛性」や「走行安定性」などを高め、欧州で高い評価を獲得してきた。そして、2019年2月5日から順次クロスクライメートシリーズが日本でも発売される。

幅広い温度域に対応する柔らかめにチューニングされたコンパウンドが雪上走行性能を、V字型に仕切られたVシェイプトレッドパターンが排水性能を発揮する。また、ドライ路面でのブレーキ制動性能を高める「トレッドブロックの面取り加工」も施されている。

画像: 左が排水性を高めるVシェイプトレッドパターン、右がドライ路面でのブレーキ制動性能を高める「トレッドブロックの面取り加工」。

左が排水性を高めるVシェイプトレッドパターン、右がドライ路面でのブレーキ制動性能を高める「トレッドブロックの面取り加工」。

こうした技術から、同社の夏タイヤ「エナジーセーバー+」に勝るとも劣らない性能を獲得しているという。実際に試走したというモータージャーナリストの佐藤久美氏は、発表会場で「雪上路でしっかり走る上に、ドライ路面コーナリングでのしっかり感も高い」と評価していた。

画像: 左から、モータージャーナリストの佐藤久美氏、日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ代表取締役社長、同社マーケティング部の黒谷繁希氏。

左から、モータージャーナリストの佐藤久美氏、日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ代表取締役社長、同社マーケティング部の黒谷繁希氏。

ラインアップは14インチ〜20インチまで幅広く全78サイズを揃える。全サイズのサイドウオールにスノーフレークマークが刻印されているので、高速道路の冬タイヤ規制にも対応している。

ちなみに、このクロスクライメートシリーズに限った話ではないが、オールシーズンタイヤは全般的に凍結路、いわゆるアイスバーンでの走行を推奨しない。こうした路面を日常的に走るのであれば、スタッドレスタイヤの装着をオススメする。

画像: 「M+S」マッド&スノーマークの横に、「スノーフレークマーク」がある。高速道路の冬タイヤ規制に対応する証だ。

「M+S」マッド&スノーマークの横に、「スノーフレークマーク」がある。高速道路の冬タイヤ規制に対応する証だ。

ミシュラン クロスクライメートシリーズのラインアップ価格表

画像: ミシュラン クロスクライメートシリーズのラインアップ価格表

ミシュラン クロスクライメートシリーズのラインアップ価格表

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