要望の多かった大型キャビネットにイエローやグリーンを用意
KTCが考えるプロが使う工具とは、工具箱のフタを開けるところからしまうところまで、「安全、快適、能率・効率」を最優先に考えてトータルプロデュースされている。さらに近年は、独自のデジタルツールも多く揃っている。そんなKTCの工具セットや工具箱が注目を集めるのがSKセールだ。
今回のSKセールのトピックのひとつがモータースポーツにインスピレーションを受けたという色替えだ。前回はハンディなEK-10A/1AやEKR-103シリーズを紹介したが、実はそれは大型キャビネットにも展開されているのだ。
いままでは、SKセールで大型キャビネットの色替え製品を出すことは少なかったのだが、「今回はお客様からいただいた多くの声にお応えすべくグリーンやイエローを投入しました」と京都機械工具 ブランド戦略部マーケティンググループの仲さんは言う。
そしてもうひとつの特徴が、大型チェストやローラーキャビネットに採用される専用の収納トレイの変更である。収納トレイとは“姿置きのトレイ”のこと。たとえばSKXシリーズは、従来の黒いプラスチック製に代わり発泡ポリエチレン製収納トレイが採用されている。それはどうしてか。
「発泡ポリエチレン製収納トレイは、お客様がお持ちの工具の形状・カスタマイズに柔軟に対応でき多様化するお客様のニーズに早期対応できるメリットを活かすためです」と仲さん。
ちなみに収納トレイの役割は定位置/定量/定方向での保管が可能なことにもある。工具が足りない見つからないということがひと目でわかり、さらに買い足したらダブってしまったという無駄も起こりにくい。結果的に工場で重視される整理/整頓/清掃の“3S”が保ちやすくなり、それはKTCが考える「安全、快適、能率・効率」の作業理念にも繋がるのである。つまり、実はこの収納トレイの存在は非常に大きいものなのだ。自在キャスターは、車輪の回転や台座の旋回も防ぐツーウェイロック機構を採用し不意な動きを防ぐ。
そしてデジラチェなどのデジタルツールの快適な保管にも繋がっている。余談ながら、デジタルツールの登場によってこれまで以上にセキュリティ対策に配慮する工場も増えているそうで、近年は施錠方法についても進化しているという。そうした面でも鍵のかかる大型チェストやローラーキャビネットは安心だ。
プロが愛用するKTCの製品。限定色も選べる4月20日までの期間限定のSKセール【スペシャルサイト=https://sk.ktc.jp/】は改めて工具箱やセットを検討するには最高のシーズンなのである。