121品の中から、NEXCO東日本を代表するメニューが決まる!
このイベントは、NEXCO東日本にあるSA・PAのフードコートが参加するコンテストだ。毎年、秋にスタートし、ブロック予選、ブロック大会を経て、2~3月に決勝大会が開催される。
本年は121品がエントリーし、決勝に11品が進出。これに前年の覇者である常磐自動車道の友部SA(上り)を加えた12品がグランプリを争った。
審査はかつての人気TV番組「料理の鉄人」の活躍で知られる陳建一氏を審査委員長に、特別審査委員に東京調理製菓専門学校校長の柘植末利氏、大食いグルメアイドルのもえのあずき氏、タレントの川瀬良子氏、「じゃらん」統括編集長の大橋菜央氏、そしてネクセリア東日本の村山和夫社長が務めた。
本年のテーマは「ご当地『#フォトジェ肉(にっく)』/ワンプレートメニュー」で、価格は税込み1200円以下。「ご当地の肉料理」「SNS映え」「1枚の皿に盛り付け」という条件となる。
審査委員だけでなく取材陣にも料理がふるまわれたが、正直、どれを食べても文句なしの美味しさであった。また、SNS映えという点でも、どれもハイレベルと言えるだろう。
審査委員長である陳氏も「今回のコンクールの審査は、正直に言いまして大変でした。なぜかというと、毎年、非常にレベルが上がっているんですね。審査委員の皆さんと、これは難しいなあと言っていました。発表がありますが、これはしょうがないからつけたの(会場笑)。本当は全員にあげたいの。これは、我々の正直な気持ちですよ」と語った。
そんな激戦を制して、今年のグランプリに選ばれたのは、常磐自動車道・友部SA(上り)の「茨城にメロメロ~素晴らしき茨城の“食”に愛を込めて~」(1200円)となった。昨年に続く連覇というだけでなく、通算4度目のグランプリ獲得だ。
常磐自動車道・友部SA(上り)の「茨城にメロメロ~素晴らしき茨城の“食”に愛を込めて~」
「シードされていることが、すごいプレッシャーでした。良い料理が出て当たり前の世界なので。ここ数日は血圧が上がるほどの重圧の下でやってきました。茨城県は良い素材が揃っていますので、その素材をなるべく殺さないようにというだけを目指してやっています。本当に生産者、茨城県の勝利でした」と友部SA(上り)の料理長は語った。
準グランプリに選ばれたのは2品。東北自動車道・前沢SA(下り)の「タワー・オブ・マエサワ」(1200円)と、東北自動車道・長者原SA(上り)の「宮城の“杜”だくさんプレート」(1080円)。
東北自動車道・前沢SA(下り)の「タワー・オブ・マエサワ」
東北自動車道・長者原SA(上り)の「宮城の“杜”だくさんプレート」
審査委員特別賞は東北自動車道・上河内SA(上り)「美味しい栃木の花畑 福が咲くごちそうプレート」(1200円)と、常磐自動車道・守谷SA(上り)の「チャイニーズダイニングMoriya 肉と野菜の お・も・て・な・し」(1200円)だ。
東北自動車道・上河内SA(上り)「美味しい栃木の花畑 福が咲くごちそうプレート」
常磐自動車道・守谷SA(上り)の「チャイニーズダイニングMoriya 肉と野菜の お・も・て・な・し」
なお、それ以外の決勝メニューは以下のとおり。
関越自動車道・上里SA(上り)「J3PLATE 上毛三山【赤城山・榛名山・妙義山】の輝」(1200円)
上信越自動車道・横川SA(下り)「ぐんまの森 横川 がぶりつきプレート」(1200円)
東北自動車道・菅生PA(上り)「極! 森林どりディッシュ」(960円)
北陸自動車道・米山SA(上り)「新潟三昧彩りごはんプレート」(1200円)
上信越自動車道・横川SA(上り)「森の散歩道」(1200円)
東関東自動車道・湾岸幕張PA(下り)「~ちばの恵み~千葉県産“恋する豚”のCHI-BAプレート」(1200円)
道央自動車道・輪厚PA(上り)「大雪さんろく笹豚焼き肉プレート」(1200円)
(文と写真:鈴木ケンイチ)
※編集部註:価格はすべて税込み