ミニバン専用エコタイヤって?
多人数乗車ができて、しかも車室内が広いミニバン。ファミリーに人気なのはもちろんだが、トヨタ・アルファード/ヴェルファイアや日産エルグランド、三菱の新型デリカD:5など、「イカつい」フロントフェイスデザインで、いま、若いユーザーにも人気だという。
そんなミニバンは、見てのとおりセダンに比べて車高が高く、さらに車両重量が重い。運転していると横風などの外乱や急なハンドル操作などで、思いのほか「グラッ」とした経験を持っているミニバンユーザーも多いことだろう。
そんな特有のふらつきを抑え、タイヤの面からしっかりと支えて走ることを目的とした「ミニバン専用エコタイヤ」もある。
とくに静粛性を重視し、タイヤ販売店の店頭価格もリッチな「プレミアムコンフォート」系のミニバン専用タイヤもある。これらもタイヤ・ラベリング制度では「低燃費タイヤ」になるのだが、今回紹介するのは比較的価格も手ごろなミニバン専用エコタイヤだ。
オススメ1:トーヨータイヤ トランパスML
全サイズ「AA-b」を達成したミドルクラスミニバン専用タイヤ
長い歴史を持つ「ミニバン専用タイヤ」の最新モデル。トレッドパターンはアウト側の剛性を高め、ミニバン特有のふらつきに対応した非対称パターンを採用、ワイドトレッド化とシリカを含む「耐摩耗ポリマー」により偏摩耗を抑制し、ロングライフを実現する。さらに「超低燃費ポリマー」により、従来品のウエット性能「b」はそのままに、転がり抵抗を8%低減。燃費性能「AA」を獲得している。
TOYO TIRES TRANPATH ML
15〜19インチ
40〜65シリーズ
全17サイズ
価格:オープン
ラベリング:AA-b
オススメその2:ダンロップ エナセーブRV504
偏摩耗・ふらつきを抑え、低燃費と長持ちを両立
ミニバン特有のふらつきを抑える操縦安定性と、快適な乗り心地を実現させたミニバン専用の“長持ちする低燃費タイヤ”。「新シリカ用変性ポリマー」の採用により、従来のエナセーブRV503比で転がり抵抗を13%低減。低燃費性能を「AA」に、ワンランクアップした。また剛性分布の最適化により、耐摩耗性能を8%、耐偏摩耗性能を33%向上させ、ロングライフを実現。さらに高剛性構造と新パターン採用により、操縦安定性能を8%向上している。
DUNLOP ENASAVE RV504
15〜19インチ
40〜55シリーズ
全20サイズ
価格:オープン
ラベリング:AA-b、AA-c
オススメその3:ブリヂストン エコピアNH100RV
エコピアNH100シリーズのミニバン専用設計タイヤ
低燃費タイヤの代表格といえるエコピアNH100シリーズの「ミニバン専用」モデル。「エコ効きもちゴム」「剛性コントロールシート」などにより、ウエット/ライフ性能と低燃費性能を高次元で実現。「3D-M字サイプ」のブロック倒れ込み抑制効果により、高い耐偏摩耗性を実現するとともに、定員乗車時のふらつきを抑制。また「サイドプロテクト」により、タイヤ側面を路肩や縁石との擦れから保護する。
BRIDGESTONE ECOPIA NH100RV
15〜18インチ
55〜70シリーズ
全20サイズ
価格:1万6416〜3万4492円(1本。税込)
オススメ4:ヨコハマ ブルーアースRV-02
最高のウエット性能「a」を獲得。長持ちするミニバン専用タイヤ
低燃費とウエット性能を両立したミニバン専用タイヤ。「専用ナノブレンドゴム」の採用などによりウエット性能は「a」へ強化され、従来品に比べ制動距離の12%短縮に成功。またアーチ形状の「マウンド・プロファイル」は、走行時の均一な接地圧分布を実現し、偏摩耗を抑制。さらにコーナリングで荷重のかかるアウト側だけでなく、イン側も最適化することで、ローダウンユースにも対応している。
YOKOHAMA BluEarth RV-02
15〜20インチ
35〜65シリーズ
全27サイズ
価格:オープン