2019年3月30日、F1第2戦バーレーンGP予選が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得した。2番手もフェラーリのセバスチャン・ヴェッテルとなり、フェラーリはここまでバーレーンのすべてのセッションでトップタイムをマークすることになった。レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが5番手、ピエール・ガスリーは13番手だった。

決勝ではミディアムタイヤでのロングランがポイントに!?

フェラーリのシャルル・ルクレールが自身初のポールポジションを獲得、チームメイトのセバスチャン・ヴェッテルも2位に入り、フェラーリが他を圧倒する形となった。メルセデスAMGのふたりは3番手(ルイス・ハミルトン)、4番手(バルテリ・ボッタス)。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがその後ろの5番手につけた。

ミディアムタイヤとのラップタイム差が1秒と大きいため上位陣も予選Q1からソフトタイヤを使わなければならず、また路面状況がどんどんよくなるのでタイムアタックのチャンスが限られるという難しい状況の中、ルクレールはQ3でも最後のラップで自身のポールタイムを更新してみせた。

ホンダ勢はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがワンアタックで5番グリッドを獲得、ピエール・ガスリーはオーバーステアに悩まされQ3進出に0.055秒届かず13番手。トロロッソ・ホンダでは、アレクサンダー・アルボンはガスリーを上回る12番手に食い込んだものの、ダニール・クビアトはチームのオペレーションミスもあり15番手にとどまった。ただ、決勝レースに向けてホンダ勢は4台ともマシンはいい状態にあり、とくにレッドブル・ホンダはミディアムタイヤを装着してのロングランで素晴らしい走りを見せているので期待できそうだ。

田辺豊治HONDA F1テクニカルディレクターは「Q3に1台しか進出できず全体として厳しい予選だったと感じています。ただ、トロロッソ・ホンダのルーキー、アルボン選手が2戦目で12番手を獲得するなど、ポジティブな部分もありました。また、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手がいつもとおり力強いパフォーマンスを見せ、5番グリッドを獲得してくれたことは、日曜日につながる結果だと思っています。他の3台については難しい場所からのスタートになりますが、長いレースになりますし、すべてのマシンが完走し、できる限り多くのポイントを獲得できるよう準備を進めます」と語っている。

なお、Q2では全ドライバーがソフトタイヤでアタック、トップ10に入ったドライバーは決勝スタートでそのタイヤを装着することになる。

ピレリでは、決勝に向けて「理論上は、ミディアムタイヤでスタートし20周後にハードタイヤに交換して走りきるというのがベストとシミュレーションしていますが、ソフトタイヤでスタートするとなると、いくつかの戦略が考えられます。ツーストップでは、ソフトタイヤで15周、次にミディアムで21周、最後にもう1セットのミディアムというのが好ましいと考えています。10番手以降のドライバーは理論上の最高の戦略を取ることができるのでチャンスがあるでしょう」と予想している。

バーレーンGP決勝は3月31日18時10分(日本時間4月1日0時10分)にスタートする。

画像: ピレリが想定するタイヤシミュレーション。

ピレリが想定するタイヤシミュレーション。

F1第2戦バーレーンGP 予選結果

1位 シャルル・ルクレール(フェラーリ)1:27.866
2位 セバスチャン・ヴェッテル(フェラーリ)1:28.160
3位 ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG) 1:28.190
4位 バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG) 1:28.256
5位 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:28.752
6位 ケヴィン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ) 1:28.757
7位 カルロス・サインツ(マクラーレン・ルノー) 1:28.813
8位 ロメイン・グロージャン(ハース・フェラーリ) 1:29.015
9位 キミ・ライコネン(アルファロメオ・フェラーリ) 1:29.022
10位 ランド・ノリス(マクラーレン・ルノー) 1:29.043

12位 アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ) 1:29.513
13位 ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ) 1:29.526
15位 ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ) 1:29.854

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