2019年4月8日、アメリカ・アラバマ州バーミンガムでインディカーシリーズ第3戦グランプリ・オブ・アラバマの決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が優勝を飾った。

ポール・トゥ・ウインでシリーズランキング3位に浮上

インディカーシリーズ第3戦グランプリ・オブ・アラバマが行われるバーバー・モータースポーツパークは全長2.3マイルのテクニカルサーキット。ここで佐藤琢磨は土曜日の予選から素晴らしい走りを見せてインディカー8度目のポールポジションを獲得すると、決勝レースでもスタートダッシュを決め、安定した走りで終始レースをリード。ピットミスやコースアウトにも焦ることなく、最後のリスタートからゴールまでの25周は燃費をセーブしながらの難しい展開となったが見事にトップでチェッカーフラッグを受けた。

佐藤琢磨のインディカーシリーズ優勝は昨年のポートランド戦以来4回目。このレースで「優勝、ポールポジション、最多ラップリード」を達成、ボーナスポイントも獲得し、シリーズポイントスタンディング3番手に浮上した。

レース後、佐藤琢磨は「今日の勝利を私に実現させてくれたチームオーナーたち、ボビー・レイホール、デイビッド・レターマン、マイク・ラニガンに深く感謝します。常に協力をし合って働いているチームメートのグレアム・レイホールにも同じく感謝します。今日は私たち2人のどちらもが高い競争力を発揮すると分かっていました。グレアムにトラブルが起こってしまったのは残念でなりません。しかし、こうして私が優勝できたので、チームにとっては素晴らしいレースとなりました。1回目のピットストップは少し時間がかかりました。それは私たちのカーナンバー30に新しいクルーがいて、彼らがまだ作業に完全に慣れていないところがあるからです。レースではこのようなことが起こる時もあります。私もミスをすることはあります。ミスをしてもいいんです。私たちは、あの後もトップでコースに戻ることができましたからね。そして、今日はマシンが本当に素晴らしかった。自分としては、ちょっとプッシュし過ぎた走りになっていたかもしれません。とても緊張感に満ちたバトルが続いており、私はとてもいいレースを戦うことができました」と語っている。

次戦は今週末4月13-14日、西海岸のカリフォルニア州ロングビーチのストリートコースでグランプリ・オブ・ロングビーチが行われる。2013年に佐藤琢磨がインディカー初勝利を飾ったレースだ。

画像: ポール・トゥ・ウインでインディカーシリーズ第3戦グランプリ・オブ・アラバマを制した佐藤琢磨。

ポール・トゥ・ウインでインディカーシリーズ第3戦グランプリ・オブ・アラバマを制した佐藤琢磨。

■2019インディカー・シリーズ第3戦グランプリ・オブ・アラバマ 決勝

1位 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)[ホンダ]
2位 S.ディクソン (チップ・ガナッシ)[ホンダ]
3位 S.ブルデー(デイル・コイン・レーシング)[ホンダ]
4位 J.ニューガーデン(チーム・ペンスキー)[シボレー]
5位 A.ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)[ホンダ]
6位 J.ヒンチクリフ(アロウ・シュミット・ピーターソン)[ホンダ]
7位 M.エリクソン(アロウ・シュミット・ピーターソン)[ホンダ]
8位 R.ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)[ホンダ]
9位 S.パジェノー チーム(ペンスキー)[シボレー]
10位 F.ローゼンクヴィスト (チップ・ガナッシ)[ホンダ]

■2019インディカー・シリーズ ドライバーズランキング

1位 J.ニューガーデン(チーム・ペンスキー)[シボレー]125
2位 S.ディクソン (チップ・ガナッシ)[ホンダ] 98
3位 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)[ホンダ] 91
4位 A.ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)[ホンダ] 84
5位 C.ハータ(ハーディング・シュタインベルナー・レーシング)[ホンダ] 81

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