「東京湾に浮かぶ豪華客船」を、よりラグジュアリーに!
東京湾アクアラインが開通したのは1997年12月のことだから、もう21年以上も前になる。途中にある人工島のパーキングエリア「海ほたるPA」は、今や単なるトイレ休憩の場ではなく、2017年の年間来場者数は761万人。東京ディズニーランド、成田山新勝寺に次ぐ、千葉県の観光スポットの一つとなっている。
そんな海ほたるPAも施設の老朽化が目立ち、2018年から段階的にリニューアル工事が行われ、この4月20日にグランドオープンする。
今回リニューアルされたのは、主に1階と5階。既に5階のフードコートや1階の売店などは2019年初めにリニューアルオープンしている。
1階は、エントランス(タイトル写真)やトイレなどをリニューアル。5階は、通路をガラス張りにして室内空間へ改築し、荒天の日でもくつろげるようになった。海ほたるPAのコンセプトだった「東京湾に浮かぶ豪華客船」が、さらにラグジュアリー感あふれる空間になった。
また、新規店舗が3軒オープン。海が見えるカフェレストランの「オーシャンキッチン」、回転寿司の「海鮮三崎港」、そしてテーマ型カフェの「HOTARU cafe」。
「オーシャンキッチン」は千葉の食材を使用した洋食を中心に、さまざまなメニューが味わえる。リニューアル記念の特別メニューもある。
「海鮮三崎港」は、海を見ながら新鮮なネタが自慢のお寿司を食べられる。5月いっぱいまで本マグロ祭りを実施中。
「HOTARU cafe」の第一弾は大人気アニメ『ONE PIECE』と8/31までコラボ中だ。
また、以前は1階の木更津よりの場所にあった海ほたるのミュージアム「うみめがね」は、5階に「うみめがね〜アクアラインシアター」としてリニューアルオープン。「土木のアポロ計画」と呼ばれた東京湾アクアラインの建設過程などを、建物空間を利用した没入感のある映像で見ることができる。
1〜3階のトイレもリニューアルされ、女性用パウダーコーナーや多機能トイレなどの設備も整えられた。
ゴールデンウイークには東京湾アクアラインを利用して千葉方面へ行かれる読者諸氏も多いはず。トイレ休憩だけのために海ほたるPAに寄るのではなく、海ほたるPAを目的地に出かけてもけっこう楽しめるかもしれない。
いずれにしてもゴールデンウイーク中は渋滞が予測されるから、くれぐれも安全運転で!