強豪ジュリエッタが加わりTCRジャパンシリーズは激戦必至
TCRジャパンシリーズは、WTCR(世界ツーリングカーカップ)をはじめ、世界各国で人気が高まっている市販ツーリングカー規定のTCRを採用した新たなツーリングカーレース。TCRカテゴリーとしては、日本国内でもすでに2017年シーズンに「スーパー耐久」シリーズにTCRカーが参戦できるクラスが誕生して盛り上がりを見せているが、今年から始まったこのTCRジャパンシリーズはTCR本来のスプリントレースとして開催される。
トッププロの出場を制限し、参加できるドライバーカテゴリーをシルバーとブロンズとのみとしているのも特徴で、土日それぞれで別のドライバーが参加できる『サタデーシリーズ』、『サンデーシリーズ』という独立した2本立てとして、アマチュアドライバーにも参加しやすいようにしている。
TCRジャパンシリーズ第1戦オートポリスにエントリーした車両は、ホンダ・シビック タイプR TCRが4台、アウディRS3 LMSが5台、フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRが4台、アルファロメオ・ジュリエッタTCRが2台の計15台。予選ではアウディRS3 LMSが速さを見せたものの、ホンダ・シビック タイプR TCRがサタデーシリーズ、サンデーシリーズとも優勝を飾っている。
そんな中で注目を集めたのがアマチュアのブロンズドライバー前嶋秀司(GO&FUN Squadra Corse)がドライブするアルファロメオ・ジュリエッタTCR。日本に車両が到着したばかりだったが、金曜日のフリー走行ではいきなり両セッションとも総合トップタイムをマーク、プロフェッショナルドライバーを圧倒して周囲を驚かせた。今回の決勝では振るわなかったが、アルファロメオ・ジュリエッタTCRはWTCRでも活躍中で、今後の走りが期待される。