6/1,2に富士スピードウェイで24時間レースとして開催されたピレリスーパー耐久シリーズ第3戦でGTNET GT3 GT-Rが昨年に続き勝利、富士24Hレース2連覇を達成した。レース中のSC導入がなかったこともあり、周回数は801周に達した。
画像1: GTNET GT3 GT-Rが富士24Hを2連覇!【スーパー耐久シリーズ第3戦】富士SUPER TEC 24時間レース

レギュラーに加え合計6名までのドライバーが登録できる富士24H、300号車TAIROKU RACING GT-R GT3は本山哲を助っ人に起用した。ポールポジションはレギュラードライバーの山口大陸とハリソン・ニューウェイが出した合算タイム。前戦よりMY2018のGT-Rを導入し万全の体制で最大のライバル1号車GTNET GT3 GT-Rに勝負を挑んだ。

画像2: GTNET GT3 GT-Rが富士24Hを2連覇!【スーパー耐久シリーズ第3戦】富士SUPER TEC 24時間レース

2日間に渡り開催となる決勝レースは土曜日の午後3時にスタート。300号車のスタートドライバーは本山哲、そして1号車は星野一樹というスーパーGTを思わせる顔ぶれ。約1時間半に及ぶ最初のスティントは、300号車が1号車、そして9号車MP RACING GT-Rを引き離し、それぞれがルーティン作業を行うべくピットイン。

画像3: GTNET GT3 GT-Rが富士24Hを2連覇!【スーパー耐久シリーズ第3戦】富士SUPER TEC 24時間レース

しかし300号車に対しピット作業違反のペナルティが課され、両車のポジションが入れ替わる。その後はペースに勝るMY2018の300号車GT-Rが、MY2015の1号車GT-Rを追いかけピットインのタイミングでトップが交替するシーソーゲームの展開に。

画像4: GTNET GT3 GT-Rが富士24Hを2連覇!【スーパー耐久シリーズ第3戦】富士SUPER TEC 24時間レース
画像5: GTNET GT3 GT-Rが富士24Hを2連覇!【スーパー耐久シリーズ第3戦】富士SUPER TEC 24時間レース

そして夕暮れを迎えナイトセッションへ。途中数回FCY(フルコースイエロー)が導入され、そこでのピットインの有無、作業メニューなどにより徐々にルーティンのピットタイミングが変更されていく。

画像6: GTNET GT3 GT-Rが富士24Hを2連覇!【スーパー耐久シリーズ第3戦】富士SUPER TEC 24時間レース

午前3時、レースは折り返し点の12時間を経過しそして朝を迎える。ここまでSCが全く入らず順調に進んでいく。トップが入れ替わりながら周回を重ねる2台のGT-Rにもここまで大きなトラブルも無く、やがてその走行距離は未踏の領域へと達する勢い。

画像7: GTNET GT3 GT-Rが富士24Hを2連覇!【スーパー耐久シリーズ第3戦】富士SUPER TEC 24時間レース
画像8: GTNET GT3 GT-Rが富士24Hを2連覇!【スーパー耐久シリーズ第3戦】富士SUPER TEC 24時間レース

しかし間もなく20時間を迎えようとした午前11時前、300号車GT-Rに駆動系トラブルが発生してしまう。ピットでの修復作業は約1時間20分にも及び、9号車GT-Rにも交わされ総合3番手へポジションダウン。

画像9: GTNET GT3 GT-Rが富士24Hを2連覇!【スーパー耐久シリーズ第3戦】富士SUPER TEC 24時間レース

そして迎えた日曜日の午後3時過ぎ、ほぼノーミス、ノートラブルで24時間を走りきった1号車GTNET GT3 GT-Rが昨年に続き富士24Hレースを連覇した。周回数は801周を数え、その走行距離は実に約3,655kmにも及んだ。

画像10: GTNET GT3 GT-Rが富士24Hを2連覇!【スーパー耐久シリーズ第3戦】富士SUPER TEC 24時間レース

スーパー耐久シリーズ第3戦 ST-Xクラス決勝結果

1位 1 GTNET GT3 GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗/平峰一貴)
2位 9 MP Racing GT-R(ジョー・シンドー/柴田優作/富田竜一郎/高田匠/影山正美/上村優太)
3位 300 TAIROKU RACING GT-R GT3(山口大陸/ハリソン・ニューウェイ/本山 哲/高木 真一/ニコラス・コスタ)
(PHOTO:井上雅行)

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