多くの方々の沿道からの応援が励みに
今回は2019年、圭rally projectの4戦目となった「横手ラリー2019」の模様を報告します。「横手ラリー2019」は35年ぶりに全日本ラリーの一戦となり、マスコミに華やかに取り上げられましたが、地元の皆さんの盛り上がり、応援が頼もしくて、走りながら感動しきりでした。
ラリーはマラソンのように、沿道で応援してくださる方がたくさんいらっしゃって、その姿を拝見するたびに頑張ろう!と思うのですが、その数全日本ラリー選手権の中で、いちばん多かったかも! 嬉しい限りですね~。
そしてこれ行政の皆様が力を入れて、こういった町おこしや街の振興施策として、ラリーを有効に使っていただいたのなら、それも本当に嬉しいこと。モータースポーツを日本の文化にしたい!というのは、私の活動の大義名分のひとつでもありますからね。
ちなみに今回は、秋田ふるさと村という公園がスタート地点でしたが「次回はすぐそこのイオンモールで、みんながお買い物に来る夕方とかにセレモニアルスタートすれば、もっともっと盛り上がるんじゃないかな?」と、ウチのチームのメカニックさんがおっしゃっていました。そうなんです!ウチのチーム、みんながみんな前向きなんです。
入念にコースをチェック
そんな横手市は、沿道を含めそこら中にお花が植えられていて、目にも鮮やか、気持ちが晴れやかになる街でした。盆地なのでものすごく暑く、サービスパークのテントの下は46度まで気温が上がったりしましたが、それだけ気持ちも熱かったということでしょう。
横手大会が行われたのは、2019年7月末。今年の夏は本当に暑かった…。そしてひと月の間に2回ラリーがあるというのは(7月初旬にカムイ大会、末に横手大会)、社会人としては結構大変でした。でもそれだけに、参加できるだけ、ありがたいってことですよね。
さて全日本ラリー選手権は、4日間~5日間に渡って開催されますが、横手大会は4日間コース。初日は受付やレッキ(下見走行)用のレンタカーの借り出し等の手続きのみで、金曜日から走り始めます。
まず金曜日はレッキです。横手の林道は初めて走りましたが、道幅は狭いものの、路面はそこそこフラットでいい感じ。砂利の下は意外とカタイ地盤のように感じられました。ただし、全車が通った後の2本目のレッキの頃には「これは明日確実にワダチになりそう…」っていうような場所がチラホラ(レッキはひとつのSSに対し2回走ります)。でも私が苦手とするギャップ箇所が少ないのはありがたいかな~という感じでした。<続く>(文:竹岡 圭/写真:原田 淳)