新たな玄関口となるインターチェンジが伊勢原市に開通
今回の区間は2020年3月までに開通の見通しだったのだが、2019年の台風19号の降雨の影響で建設資材の調達に支障が生じ、2020年3月7日の開通となった。延長は約2km、設計速度は100km/h(完成時は120km/h)、車線数は4(完成時は6)。
距離的には約2kmと短いが、新たな玄関口となる伊勢原大山ICが伊勢原市に開通することによって、大山周辺などへのアクセスが向上し、観光振興を支援できること。また、周辺の工業団地から海老名JCTへの所要時間が短縮し、定時制が向上することで物流効率化など生産性の向上に寄与することが期待されている。
なお、伊勢原JCTでは、今回開通区間から東名 名古屋方面への利用(その逆方向も)、および新東名 厚木南IC方面から東名 東京方面への利用(その逆方向も)はできないので注意すること。
伊勢原大山ICから主要なIC間の料金は、以下のとおりだ。(普通車の通常料金)
東名 厚木(7.6km):370円
東名 横浜町田(22.9km):870円
東名 東京(42.6km):1510円
中央 八王子(47.7km):1610円
中央 大月(71.9km):2270円
圏央道 相模原愛川(20.7km):800円
圏央道 高尾山(35.5km):1280円
もちろん、深夜割引や休日割引などのETC割引も適用される。
今回の開通により、新東名は海老名南JCT〜豊田東JCT間の約254kmのうち、海老名南JCT〜伊勢原JCT間(約6km)、御殿場JCT〜豊田東JCT間(約200km)間と、東名と新東名を結ぶ連絡路(清水連絡路、引佐連絡路)が完成した。残る伊勢原大山IC〜御殿場JCT間だが、御殿場IC〜御殿場JCT間(約7km)が2020年度、伊勢原大山IC〜秦野IC間(約13km)が2021年度、秦野IC〜御殿場IC間(約26km)が2023年度の開通を目指して建設を進めている。