第5戦オランダGP以降の予定もまだ流動的
FIA、バーレーン国際サーキット、バーレーン自動車連盟、ハノイ人民委員会、ベトナム社会主義共和国政府、ベトナム自動車協会、およびプロモーター、ベトナムグランプリコーポレーションは、新型コロナウイルスの世界的広がりを考慮し、F1第2戦バーレーンGPとF1第3戦ベトナムGPの開催を延期することを発表した。
世界規模で新型コロナウイルス感染が広がりを見せる中、観客やスタッフの健康と安全の確保、円滑な移動とロジスティックスの実現が困難であることなどを考慮し、決断を下した。
4月17〜19日に開催予定だった中国GPはすでに延期が決定しており、2020年シーズンのF1グランプリは早くて5月1〜3日に予定されるオランダGPからの開催となるが、今後の予定はまだ不透明だ。第5戦オランダGP以降の予定は、新型コロナウイルス感染状況によって定期的に見直されることになるが、早くも「チャンピオンシップ開始は5月末、モナコGPあたりになるのではないか」という憶測が広がっている。
チェイス・キャリーF1会長は「COVID-19(新型コロナウイルス)に関する世界的な状況は流動的であり、予測が非常に困難です。状況を評価し、適切な意思決定を行うには時間がかかります。 F1に関わるすべての人とファンの安全を確保するために、私たちはFIAとプロモーターでこの決定を行いました。バーレーングランプリは私たちのスケジュールの中でエキサイティングなレースであり、できるだけ早くそこに戻ることを楽しみにしています。また、ベトナムでの初めてのF1グンプリが、世界で最もエキサイティングな都市のひとつであるハノイの素晴らしい光景をもたらすことを楽しみにしています」というコメントを発表。
また、ジャン・トッドFIA会長は「フォーミュラ1とともに、バーレーンモーターフェデレーション、ベトナムモータースポーツ協会、地元のプロモーターが、オーストラリアグランプリと同様にバーレーンとベトナムグランプリの両方を延期しました。私たちは、世界保健機関(WHO)と政府からの意見とアドバイスに引き続き依存し、この予測不可能な期間を通じて、ファン、コンストラクター、およびモータースポーツコミュニティ全体を保護するために彼らと協力します」と語った。
F1グランプリは、各チームの思惑をよそに、しばらく混乱が続きそうだ。