2020年4月7日、日本政府による緊急事態宣言の発令を受けて、同日、国土交通省は特定地域における自動車検査証(車検)の有効期限を伸長させることを発表した。

緊急事態宣言の対象となった7都府県で実施される

新型コロナウイルスの感染拡大阻止を目的とした緊急事態宣言を日本政府が発表。2020年4月7日から5月6日までの1カ月間、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県で実施される。

これを受けて国土交通省は、特定の車両において車検(自動車検査証)の有効期間を伸長させることを発表した。対象となるのは、同7都府県を「使用の本拠」とし、2020年4月8日から5月31日までに車検の有効期間を満了する車両。いずれも2020年6月1日までに伸長される。また、一般的に車検よりも1カ月長く加入する自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)についても、6月1日を限度として継続手続きを猶予される。

対象の車両であればとくに申請手続きする必要はなく、自動的に適用される。ただし注意点は、有効期限の満了が近くなる5月に車検継続検査のための予約が多くなるのではないかということ。ディーラーや自動車整備工場の作業キャパシティによるものの、クルマを預ける期間が通常より長くなることも考えられるので注意しよう。

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