ハイパフォーマンスで知られるマクラーレンの中にあって、765LTとはどんなモデルなのか。これまでのモデルとはどう違うのか。今回の特別企画「Super Car File」では、Motor Magazineの新刊ムック「ザ・スーパーカー ファイル ドットネクスト」(6月17日発売)から、いま注目の“超俊足&超高級車”を紹介しているが、その第15回は「マクラーレン 765LT」だ。
765台が生産されるスーパーハイパフォーマンスの限定車
マクラーレン オートモーティブの3つのファミリーの中でも、スーパーシリーズの頂点に位置するのが「マクラーレン765LT」。
LTとは、1995年のル・マン24時間を制した「ロングテール」のマクラーレンF1 GTRに由来するもので、優れたダウンフォースを生むシルエットなど徹底的なパフォーマンス実現のために最適化されたエアロダイナミクスや、軽量化を追求した、サーキットを強く意識した特別なモデルだ。
その最新作が、720Sをベースとしてデビューした、「マクラーレン765LT」となる。シルエットは長く、全高はより低くなり、ビスポーク仕様のカーボンファイバー製パネルによる独自でスリリングなデザインとロングテールならではのエクステリアをアピールする。
搭載される4L V8ツインターボエンジンは最高出力765psを発揮、4本出しの総チタン製軽量エキゾーストシステムからのエンジン音もスペシャルだ。
マクラーレン 765LT
■2020年3月5日:日本デビュー
■車両価格:4450万円
マクラーレン 765LT 主要諸元
●全長:4600mm
●全幅:2161mm
●全高:1159mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1229kg
●駆動方式:MR
●エンジン:4L V8 DOHCツインターボ
●最高出力:765ps/7500rpm
●最大トルク:800Nm/5500rpm
●トランスミッション:7速DCT
●0→100km/h加速:2.8秒
●0→200km/h加速:7.2秒
●最高速:330km/h
●WLTP燃費:-