高速道の道ナカ商業施設である「Pasar(パサール)蓮田」
蓮田SA(上り)は、2019年7月に場所を移転するほどの大がかりなリニューアルを実施し、商用施設が約2倍にも大きくなり、さらに「高速道路の道ナカの商業施設」である「Pasar(パサール)蓮田」と呼ばれることになりました。NEXCO東日本エリアでは最大級のSAとなっています。
ですから、おみやげ系のお店も非常に充実したものとなっています。今回は、その中から和/洋/中華の3種類のテイクアウトの美味しいものを紹介したいと思います。
まず、和食のテイクアウトでおすすめしたいのが、「日本橋 一平」の「一平 おまかせ4種 アソートカップ 出汁入り」(タイトル写真:440円)です。「日本橋 一平」とは、昭和4年に創業した90年以上もの歴史を誇るおでん・和食の老舗である「一平」による、高速SAに初出店のお店です。伝統の技術から生まれたオリジナルの揚げかまを自慢の黄金出汁でいただきます。
名称にもありますが、今回の揚げかまは4種。中身は日替わりのようですが、取材した日は、「ふわふわ」「人参ごぼう」「ネギしょうが」「イカめんたい」でした。上質な鰹節と昆布からできた黄金出汁は、うっとりするほど香りよく、優しい味。出汁だけでもおかわりできそうなほどの美味しさです。これに、素材の旨味がギュッと凝縮された揚げかまを浸せば、暑さなんか忘れるほどの満足感! ネーミング通りの食感となる「ふわふわ」も必見、ならぬ必食! 小さなお子さんから大人まで楽しめる美味しさ。これが伝統の力なのでしょう。
続いて洋食のテイクアウトは、おみやげなどを数多く揃える「旬撰倶楽部」から。蓮田SA(上り)の限定の商品「いちごチョコレート アソートパック」(680円)です。地元のチョコレート菓子の製造を行う会社と、蓮田SAとのコラボで生まれた商品とか。チョコレートは、ミルク/抹茶/ホワイトの3種類。フリーズドライされた甘酸っぱいイチゴと、甘みを抑えたチョコレートの組み合わせが楽しめます。オーソドックスなミルクチョコレート味も良いけれど、抹茶味の変化球の面白いもの。人気の限定おみやげです。
そして最後に紹介するのが、中華のテイクアウト。お店は本格点心専門店の「PAOPAO(パオパオ)」です。こちらのお店で販売される点心は、すべて生地からお店で作っているのが特徴です。ですから、お店のオープンが9時でも、朝の6時からスタッフによってお店で作っているとか。文字通りに手作りの美味しさというわけですね。今回紹介するのは夏限定による店長さんのオリジナルの逸品、「野菜ごろごろカレーシューマイ」(712円)。点心なのにカレー! と驚きましたが、いただいてみれば野菜の甘みとカレーの香りがマッチ。そんなに辛くないから、お子様にもおすすめできます。シューマイだけでなく、肉まんや中華おこわのおにぎりなど、バリエーションも十分。フードコートでいただいてもいいし、おうちに持ち帰って、夕食のおかずにしてもOK。本格中華の点心が手軽に楽しめます。
いろいろなお店が並んでいるのが、道ナカの商業施設である「Pasar(パサール)蓮田」の魅力。バラエティ豊かなお店があるから、和/洋/中という多彩なおいしさが楽しめるというわけです。(文と写真:鈴木ケンイチ)
■「Pasar(パサール)蓮田」(上り)
●営業時間
「日本橋 一平」9:00~21:00
「旬撰倶楽部」7:00~22:00
「PAOPAO(パオパオ)」9:00~21:00
※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。