2020年8月26日、FCAジャパンはアバルト595シリーズの限定車「595/ 595Cエッセエッセ (esseesse)」を発表した。これは往年の高性能モデル1964年「595 SS」にオマージュを捧げて設定されたもので、スポーツ性を高めるさまざまなチューンが施されている。限定台数は305台で、2020年9月19日より、全国のアバルト正規ディーラーで販売が開始される。

往年の「595 SS」を彷彿させるスポーツチューン

現在のアバルト595シリーズの原型となったのは、1963年に登場した「フィアット・アバルト 595」。初代フィアット500をベースに、排気量を拡大するとともに、吸排気系を入念に仕上げたスペシャルチューニングモデルだった。595とはその排気量に由来する。

今回登場した限定車「アバルト595/ 595Cエッセエッセ」は、その「フィアット・アバルト 595」にさらなるチューンを施して登場した1964年製「フィアット・アバルト 595 SS」にオマージュを捧げて開発されたモデル。車名の「エッセエッセ (esseesse)」は、「SS=スーパースポーツ」をイタリア語読みしたもので、その名が示す通り、往年の「595 SS」同様、スポーツ性を高める排気系チューンや専用アイテムが与えられている。

限定車のベースとなったのは、最高出力180psを誇る「595 コンペティツィオーネ(Competizione)」で、これにアクラポビッチ社製のエキゾーストシステム、KONI製FSDショックアブソーバーなどを搭載。595 コンペティツィオーネに標準装備されるレコードモンツァとはひと味違った排気音を特徴とする。

またボディカラーには、「595 SS」を彷彿とさせるグリジオ・カンポヴォーロ(Grigio Campovolo=明るいグレー)を採用。これにホワイト仕上げの17インチアルミホイールやサイドストライプ、カーボン仕上げエキゾーストパイプフィニッシャー、ホワイト仕上げリップスポイラーなど、現代風のアレンジが加えられている。

インテリアには、限定車専用に赤いステッチが施されたSabelt製スポーツシートや専用カーボンインストルメントパネル、カーボンバックシェルのテクノレザー / ファブリックシートを装備する。

またこの限定車「アバルト595/ 595Cエッセエッセ」では、ハッチバックに加え、通常はベースの595 コンペティツィオーネには設定のないカブリオレも用意。トランスミッションもATモード付5速シーケンシャル(5速AMT)と5速MTの2種類を用意する。なおハンドル位置は全車右ハンドル。

車両価格は、595 エッセエッセが403万円(5速MT)/420万円(5速AMT)、595C エッセエッセは426万円(5速MT)/443万円(5速AMT)。限定台数は、595 エッセエッセが5速MT 110台/5速AMT60台、595C エッセエッセが5速MT 90台/5速AMT 45台の計305台となる。

画像: 限定車「アバルト595エッセエッセ」はハッチバックに加えカブリオレにも設定される。

限定車「アバルト595エッセエッセ」はハッチバックに加えカブリオレにも設定される。

画像: レーシングスタイルのインテリアには専用カーボンパネルが配される。

レーシングスタイルのインテリアには専用カーボンパネルが配される。

アバルト595 エッセエッセ 主要諸元

●全長×全幅×全高:3660×1625×1505mm
●ホイールベース:2300mm●車両重量:1120kg
●エンジン種類:直列4気筒 ターボ
●排気量:1368c
●最高出力:180ps/5500rpm
●最大トルク:230Nm/2000rpm
●駆動方式:FF
●トランスミッション:5速MT/5速AMT
●タイヤ:205/40R17
●車両価格:403万円(5速MT)/420万円(5速AMT)

アバルト595C エッセエッセ 主要諸元

●全長×全幅×全高:3660×1625×1505mm
●ホイールベース:2300mm
●車両重量:1160kg
●エンジン種類:直列4気筒 ターボ
●排気量:1368cc
●最高出力:180ps/5500rpm
●最大トルク:230Nm/2000rpm
●駆動方式:FF
●トランスミッション:5速MT/5速AMT
●タイヤ:205/40R17
●車両価格:426万円(5速MT)/443万円(5速AMT)

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