2020年9月24日、日産自動車(以下、日産)はワンボックス ワゴンの「NV350キャラバン」を一部仕様変更し、同時に「マルチベッド」を新たに設定して発売すると発表した。

「マルチベッド」の用途は様々

キャラバンは日産のワンボックス 商用車 & 乗用車だ。初代は1973年に登場し、現在のモデルは2012年に発売された5代目にあたる。このモデルから車名は「NV350キャラバン」となった。NVとは「Nissan Van」の略称で、NV200やNV100もラインアップされている。

広くて使い勝手の良いクラスNo.1(小型貨物車4ナンバーバンクラス)の荷室空間や、存在感のあるデザイン、そして「インテリジェント エマージェンシー ブレーキ」をはじめとする先進安全技術が、ユーザーから好評を得ている。

画像: NV350キャラバン ワゴンDX(2WD・ガソリン)。ボディカラーは、ダークメタルグレー。

NV350キャラバン ワゴンDX(2WD・ガソリン)。ボディカラーは、ダークメタルグレー。

今回、NV350キャラバンのシリーズの中で、取り回しの良さと快適な広さを両立した10人乗りのワゴンタイプの環境性能を向上させるため、エンジンを一部改良した。

車両価格(税込み)は、以下のとおり。いずれも、エンジンは2.5L、トランスミッションは5速AT、駆動方式は2WD(後輪駆動)となる。ロングボディは標準ルーフだがスーパーロングボディはハイルーフとなる。

●NV350キャラバン 車両価格
ロングボディ DX:270万3800円
ロングボディ GX:318万6700円
スーパーロングボディ GX:362万4300円

画像: NV350キャラバン マルチベッド (画像はアーバンクロムをベースにした特別架装車)

NV350キャラバン マルチベッド (画像はアーバンクロムをベースにした特別架装車)

また、日産の関連会社であるオーテックジャパンは、NV350キャラバンをベースに車中泊ニーズに対応した「マルチベッド」を発売すると発表した。このモデルは、荷室スペースに左右跳ね上げ式のベッドシステムと硬質のフロアパネルを装備することで、車内での快適な休憩や宿泊のための機能を有しながら、積載性も兼ね備えている。

ベッドは荷室全面にわたって展開できるほか、左右に独立させた状態での使用もできる。また、ベッドをベンチとして、オプションのテーブルと組み合わせて使用することも可能だから、テレワークの仕事部屋などにも活用できる。

画像: NV350キャラバン マルチベッド(ベッドスタイル)

NV350キャラバン マルチベッド(ベッドスタイル)

NV350キャラバン「ライダー」と「送迎タイプ」10人乗りワゴンタイプは、ベース車と同様にエンジンを一部改良した。また「送迎タイプ」に新たに4WD車を設定したほか、ワゴンDXに「助手席側ワンタッチオートスライドドア」を装備可能としている。

車両価格(税込み)は、マルチベッド 2WD(2L)の340万3400円〜マルチベッド 4WD(2.5L)の432万3000円。トランスミッションは、いずれも5速ATとなる。

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