SKセール史上最多の108アイテムが揃う
ものづくりにこだわりを持ち続けている「京都機械工具」は、2020年に創立70周年を迎えた老舗のハンドツールのトップメーカーである。そこが毎年開催するSKセールは、工具ケース、工具セットなどがお買い得価格で購入できる絶好の機会で、今回の2021SKセールは2020年11月1日から2021年4月20日まで開催している。
SKセールでは毎回、さまざまなテーマによる期間限定アイテムが登場するが、今回も限定カラーがいくつか用意された。またアイテム数は、SKセール史上最多の108アイテムとなった。
今回の特徴を簡単にまとめると「今しか手に入らない多彩な限定カラー」、「工具の“個人持ち”で感染症予防」、「整備品質を向上し安全性を高めるデジタル式トルクレンチ採用モデルが充実」、「定位置管理を実践! 収納トレイシステム」である。
まず限定カラー。プロユースからホビーユースまで幅広いユーザーに高い人気を誇っている持ち運びタイプ/両開きメタルケースのEK-10Aは、パステルグリーンとパステルブルー、そしてレッドの差し色が入ったグレーが用意された。
次にKTCオリジナルのデザインとアイデアが詰まったメイドインジャパンな据置タイプ/チェストのEKR-103には、ダークグレー×レッド」、「ミリタリーグリーン×レッド」が数量限定・期間限定色で設定された。どちらもレッドが差し色に使われレーシーな雰囲気を演出している。そして機能性と収納力をコンパクト設計した据置タイプ/チェストのSKX0213は、「イエロー」、「ピンク」、「グレー」、「ネイビー」が用意された。
また今回は、コロナ禍にあってウイルス感染防止策として工具の共有化を減らすアイテムも用意されている。つまり個人持ち工具の提案だ。一般整備向けで個人の持ち運びに適したこの工具セット(SK33621M)は、36点の厳選した入組みが肩開きメタルケースEK-5に収められ、質量も4.8kgと軽量である。
さらにデジタルツールが増えたことも今回の特徴である。KTCはデジタルトルク管理に便利な工具のトップランナーだが、その中心的なアイテム、デジラチェ、トルクル、メモルクなどが入組された工具セットがラインナップしている。ほかにも発泡収納トレイが多く採用されたことも特筆すべき点なのだが、今回はスペースも尽きたのでそのあたりのお話は次の機会で。(文:千葉知充/写真:西田雅彦)